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新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


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2009年 02月 11日 ( 3 )

では、たて続けに「盤鬼のつぶやき」第12回です!!
盤鬼様エネルギッシュやなぁ〜

今回のは、なんか永遠に語り継がれるような比較ネタです。

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盤鬼のつぶやき第12回
2009年2月11日号

『証言・フルトヴェングラーか
カラヤンか』を読む

 昨年、『証言・フルトヴェングラーかカラヤンか』(川口マーン惠美著、新潮選書)を読んでいたが、これについて一度も書く機会がなかったので、今回はこれについて触れてみたい。
 帯に「二十世紀最大の巨匠は、果たしてどちらなのか!?」とあるように、本書は往年のベルリン・フィルの楽団員へのインタビューをもとに、彼らがどちらのシェフを高く評価していたかを検証するものである。結論を先に言うと、この大前提そのものにちょっと無理がある。なぜなら、フルトヴェングラーとカラヤンのどちらが偉大かは言うまでもないことだ。勝負はついている。この本はフルトヴェングラー、カラヤンの双方の時代を体験した元ティンパニ奏者テーリヒェンの著した『フルトヴェングラーかカラヤンか』(音楽之友社)の拡大版を狙ったのであろう。しかし、あの本はカラヤンが生きている間に、フルトヴェングラーとカラヤンの内情を知る人物が出版したからこそ意味があったのである。まあ、簡単に言うと、「我々のようにフルトヴェングラーを体験した者にとってはね、あんた(カラヤン)よりもフルトヴェングラーの方がずっと偉いんだよ」と、こんな感じである。
 このことをカラヤンは百も承知であっただろう。だが、それをはっきりと突きつけられるのは、カラヤンにとっては決して触れられたくない話題だったに違いない。でも、何人かの楽団員が語っているように、彼らは指揮者の要求に答えることが最大の任務である。それに、フルトヴェングラーが偉大だと感じていたところで、その時代が永遠に続くわけでもない。フルトヴェングラーが世を去ってしまえば、それで終わりなのだ。聴き手は死者を懐かしもうが奉ろうが勝手だが、現場の人間はそうはいかない。
 従って、本書で著者が無理に白黒をはっきりつけさせようとしているのも、いささか強引な印象を受ける。それに、フルトヴェングラーを知らない楽団員に、フルトヴェングラーとカラヤンに対する評価の違いを引き出そうとするのも適切ではなかろう。それ以上に、証言の間にはさまっている著者の素朴な疑問や驚き、あるいは推測などが、的を射ていなくていささか読みづらい部分もある。
 とはいえ、優劣や白黒を題材にしたのではなく、フルトヴェングラーとカラヤン時代の楽団員の貴重な証言集として読むならば、それはそれで十分に興味深いものだ。少なくとも、この2人の指揮者のどちらかに興味のある人には、読んで損はない。
 本の基本的な作りが以上のような内容なので仕方はないが、私はフルトヴェングラー・ファンのひとりとしてもっと聴いて欲しいことがたくさんあった。特に戦前から在籍していたバスティアーンやハルトマンらだ。彼らは戦時中の困難な時代、どんな思い出演奏をしていたのか。それに彼らはきっとフルトヴェングラーのベルリン復帰演奏会にも出演していただろう。その最初のリハーサル、楽団員はどんな気持ちでフルトヴェングラーを迎えたのか。そして指揮者が最初に発した言葉は何だったのか。演奏会当日の会場の雰囲気はどのようなものだったか。あるいは、映像が残っているシューベルトの「未完成」はどこで収録したのか、など。
 テーリヒェンはさきほどあげた著作『フルトヴェングラーかカラヤンか』の中で、カラヤンの目をつぶって指揮をする方法がとてもやりにくく感じたので、カラヤンと一部の楽団員とで話し合いが持たれ、「ある種の折り合いをつけた」と記している。私は本書にあるテーリヒェンの「カラヤンの音楽には感情がない」という過激な発言よりも、この「折り合い」がどんなものだったのかが知りたかった。でも、それは今となってはもはや尋ねることが出来ない。テーリヒェンは昨年4月に他界している。(平林 直哉)
♪♪♪♪♪

平林 直哉

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盤鬼様ありがとうございます。

実は私はこういうフルトヴェングラーVSカラヤンというのは、あまり興味がありません。
同時代であればともかく20世紀の前半と後半を分けた二人です。
その時代のことも考えにいれると、どっちがいいと激論するのはどうなのかなぁと。
戦前にはフルトヴェングラーのような音楽が必要とされていて、戦後の社会の中ではカラヤンの音楽が必要とされていたと思うんです。

きっとこの二人の比較論になると、フルトヴェングラーの芸術性、特に精神性の高さに比べるとカラヤンなんてセールスマンだ・・・みたいなことがよくいわれます。
いっつも思うんですが。。。。セールスマンのどこが悪いの?って。
音楽や絵画、美術など文化と呼ばれるものたちは経済の営みのなかから生まれていきます。
作家、作曲家、画家のような人達だって霞食べていたわけではありませんし。
文化は経済によって支えていると考えることは普通だと思います。

カラヤンについては私もファンではありませんでした。
でもカラヤンの録音を聞いて空虚だとは、あんまり感じません。

クラシックの場合、大きな影響力をもつのは評論家だと思います。
今ではいろんな評論家がいます。いいことですね。
かっては某誌によって論調が決められていたと思います。
私もその世代です。気をつけなくては。

私が素敵なアドバイスだな〜と思って、いつまでも忘れない言葉があります。
それはその某誌で読者相談コーナーを担当されてた通称デーヤン先生。
まぁいろいろあって表舞台から去りましたが。。
その方が書かれた初心者さんへのアドバイスで、概念にとらわれず新しいものを聞きましょう。というのがありました。
「フルトヴェングラーのベートーヴェンが最高だから、とかベームのモーツアルトが最高。ということでそこでとどまっては、もったいありませんよ。今の時代の演奏というのが次々と出ているわけですから。」
といってベームのモーツアルトでなく井上道義さんのを薦めてましたね。
素敵なアドバイスだと今でも覚えています。
もちろん過去の大切な財産も素晴らしく魅力的です。
どっちが。ということでなく、どっちも。
という気持ちでいたいと思います。

ちょっとずれちゃいましたね。。。次は渋谷さん&佐藤さんのコンサートリポートの予定です。
by concerto-2 | 2009-02-11 20:10 | サイト・ブログのご紹介 | Comments(0)
今日のフルムーンコンサート第2回目も無事終わりました。
今回は渋谷陽子さんと佐藤芳明さんのデュオコンサート。堪能しましたねぇ〜。

リポートはこの次に。お知り合いの方から写真データをいただけるもので、それをのっけますね。

ということで今回はまたまた盤鬼のつぶやき!!
盤鬼さまピッチが早くて、実は11回もきてれば12回も来てます。
とりあえず2回に分けますね。
ではまず11回を。

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盤鬼のつぶやき第11回
2009年2月10日号

ナージャ健在!!!

 ぶったまげた! その言葉が一番似合う。2月7日、東京交響楽団の定期演奏会に出演したナージャ・サレルノ=ソネンバーグである。弾いたのはブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、指揮は秋山和慶。
 ともかく、こんな破天荒なブルッフは全く初めてだ。第1楽章の冒頭、オーケストラの短い序奏のあと、ヴァイオリンが聴こえるかいなかというほどの最弱音で始まる。しかも、始まったばかりなのに、今にも止まりそうなほど遅いテンポだ。そこから徐々にペースをあげていくのだが、その後テンポはジェット・コースターのように激変するし、間の取り方も一定ではない。ヴィブラートのかけ方も濃淡をはっきりさせ、危なっかしい音程にも遠慮なしに強烈なヴィブラートをかける。その自由奔放さは水を得た魚という程度ではとても追いつかない。音楽に合わせてナージャはところ狭しと動き回る。仁王立ちになったかと思うと急に前かがみになり、激しいトリルではそれと同期するように床を靴でコツンコツンと鳴らす。オーケストラの部分になるとリズムに合わせて身体を揺らし、次にソロが出て来る個所では背筋をピンと伸ばし、楽器をやや上に向けて弾き始めたりする。音楽をするのが楽しくて仕方がない、といった彼女の気持ちがこれでもかと伝わってくる。指揮の秋山もよく彼女についていっていた。というよりも、客席で見ていると秋山もこの大波小波を楽しんでいるかのようだった。
 ナージャは1994年のクリスマス、自宅で友人を招いてパーティーを開いていた。彼女はタマネギを切っていたが、その時誤って左手の小指を切ってしまった。その傷はあと数ミリ大きければ一生小指が動かなかったであろう、という恐ろしいものだった。そこから長いトンネルが始まった。一時は別の仕事も考えたそうだが、彼女は気を取り直して3本の指で練習したりしたそうだ(このあたりの経緯については「ナージャ/ユモレスク」、ノンサッチWPCS5095のCDに詳述した)。だが、結果としてこの試練が彼女をひとまわり成長させたのである。
 しばらくナージャのことを聞かなくなって間もないころ、彼女は自主製作のCDを出し始めた。ひとつはチャイコフスキーとアサドのヴァイオリン協奏曲(エイベックス AVCL25111)、そしてもう一つは「白熱のリサイタル」(同AVCL25112)である。ともに2004年のライヴであるが、もうすっかり復活したというよりも、以前にもまして音楽は熱っぽくなっていた。むろん、ライヴ収録ということもあるだろうが、これほど生き生きとした音がCDから出てくるという例はあまりない。その後、彼女は2005年から翌年にかけて録音した「メリー・クリスマス」(同AVCL25181)も発売したが、これもいかにもナージャらしいにぎやかなアルバムだった。
 でも、その自主制作から3年から5年も経過している。2月7日の公演もひょっとしたらすっかり変質したナージャを聴かされるのではという心配もあった。だが、演奏は最初に述べた通りだ。この原稿を書いていても、第3楽章のスリリングさを思い出して胸が高鳴ってくる。EMIに録音していた頃は不良少女がつっぱていたような雰囲気があったが、今やその自由なスタイルを完全に独自のものとして消化してしまっている。ふと、ナージャが1988年に録音したブルッフのヴァイオリン協奏曲(EMI)を久しぶりに鳴らしてみた。その当時は十分に個性的と感じていたが、このたびの演奏とは落差がありすぎる。むろん、生演奏とスタジオ収録との差はあるのだが、表現の練り具合や突き詰め方が全く異なっている。
 こんな演奏をする人が、わずか2回の公演だけで(もうひとつは翌2月8日、川崎での公演)、リサイタルもない。これは全く惜しいことだ。次はいつ来るのか、具体的な予定は立っていないという。おそらくこの公演は、私にとって2009年の最高の演奏会のひとつとなるだろう。
 実はこの日の公演、そのわずか2,3日前にエイベックス・クラシックスの担当者から「今、ナージャが日本に来てますよ。週末に東京交響楽団の定期に出ます」という電子メールを受け取って、初めて知った。彼がメールをくれなかったら、この日の演奏を間違いなく聴き逃していただろう。(平林 直哉)

♪♪♪♪♪

平林 直哉
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盤鬼様ありがとうございます。

そうそう、ナージャのタマネギ事件!これはほえぇ〜またやれるんだろうか?と思ったものでした。
そういうことがあったと知ったのは後ででしたが、演奏者さんの怪我ってたいへんですね。
指もそうですし、管楽器の方なら唇や歯なんかも、なんかあったら一大事!!演奏家生命に関わることです!
ナージャの場合はそこから見事に復活しています。
文中にもある最新版のチャイコフスキーの協奏曲は私も持っていますが、なかなかの演奏です。
若い頃はややエキセントリックな感じもありましたが、チャイコフスキーは充分スリリングでありながら幅の大きな演奏になっていると思います。
またいろいろと再録音をしてほしいですね。
もちろん新潟にも来て欲しいものです。

ということでこれが第11回です。
次は12回を!!
by concerto-2 | 2009-02-11 19:43 | サイト・ブログのご紹介 | Comments(0)
さっき店に来るまでFMPORTのモーニングゲートを聞いてました。
杉ちゃん&鉄平が出てて遠藤麻理さんと楽しく放送されてましたね。
当店も杉ちゃん&鉄平のCDははや〜く置いてたんですよね。
なっかなか売れなくて。。。くらくらの私の会でかけて宣伝しようかと思ってたこともありました。
なかなか面白いんです。
あと放送を聞いてて、うんうんそうだよな〜と思うこともいくつか。。
それについてはまた今度に。

今日はなんといってもフルムーンのコンサートシリーズ2回目、渋谷陽子さん&佐藤芳明さんの回です。
公表上は定員30名(一回の公演で)なのに、2回で80人以上もうけています。
計算上大丈夫なはずなんです!裏方部隊がんばります!

それで今回の記事は
昨日、新潟県庁近くにあります知足美術館でおこなわれている
「インドのフォークアート展〜ミティラー美術館コレクション」
を見て来ました。

すごい!想像を遥かに超えた素晴らしさでした。
最近まで県民会館でいくつかの美術館の合同展覧会があって、そこでこのミティラー美術館を知りました。
そして知足さんでやっているということも。
ちなみに2月26日まで行われています。
展示のメインはまずミティラー画、これはインドの地図でいうと右上、ネパールとの国境近くのあたりの地方、そこで何千年もの間、女性の間で描き続けられた画法です。
ちなみにこんな感じ。
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今回撮って来たのは全部別館のものなんです。そこは誰もいなかったもので。。。(でもいけないんですけどね。おいらもワルよのぉ。。)
ミティラー画については本館のメイン展示にすんばらしいのがあるんです。ず〜〜っと見てた素晴らしい作品が。それはさすがに人がいらしたんで撮影出来ませんでした。残念。

それとインド地図ではミティラーの逆方向の左側根っこあたりの地域で先住民族から続いたワルリー画。
こんな感じ。
e0046190_10211791.jpg

これは「豊穣の女神」というタイトルで同じテーマで大きなものや小さなものがありました。
展示してあるのは近代の作家さんが描かれたものです。
赤や白というシンプルな色彩、構図のもつ力強さあります。

そしてインドで5千年の歴史を持つ素焼きの塑像、テラコッタ。
これは別館にいくつか大迫力のがありました。
こんな感じ。
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馬なんて2m以上はあります。実際に見ると迫力があります。
牛や鯉も表情がいいし。
ぜひ知足美術館にいったら本館だけでなく別館も見に行って下さい。

なかなか素晴らしい展覧会でした。
全て十日町市にありますミティラー美術館さんからのものだそうです。
なんでもミティラー画に関しては世界一のコレクションなんだそうです。
さっきも書きましたが今月26日まで知足美術館で行われています。ぜひお勧めです。

ちなみに知足美術館さん、次の展覧会は3月3日よりスタートも
「今、脚光を浴びる〜須田霞亭・幻の名作と、鏑木清方、伊東深水展」です。
これもわくわくしますね。

では雑務を終わらせて、フルムーンさんに向かいます!!
by concerto-2 | 2009-02-11 10:30 | 展覧会のこと | Comments(5)