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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

読んでいる本2冊。

前にも書きましたが、最近の私は本を買ってもちょ〜っとづつ読んでます。
これはいい!なんて前に書きました
「クラシック定番100人100曲」
もまだRシュトラウスのとこ。
半分をちょっと過ぎたとこです。

それというのも基本的にゆ〜っくり読んでいながらも、並行して何冊かをも読んでいるからなんです。
そんな中から「クラシック定番100人100曲」に続きまして
これはいい!ものを2冊御紹介。

まずはこれ
読んでいる本2冊。_e0046190_23264689.jpg

「エル・システマ」〜音楽で貧困を救う南米ベネズエラの社会政策
山田真一 著
教育評論社 刊

これは今日集中して読んでまして、あとちょっとで終わります。
今や音楽界に大旋風を巻き起こしているグスターボ・ドゥダメル&シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ!
このコンビが話題になるにつれ、なぜベネズエラという音楽的には辺境と思われた地にこうしたすごい団体が生み出されたのかという側面も話題になってきます。
それがベネズエラが国を上げて行っている「エル・システマ」。
小さな子供から大人まで、しかも無料でオーケストラの教育活動をすることで犯罪や貧困から立ち上がろうと言う政策です。
今では監獄の中でも行われていて、犯罪で収監されている人の社会復帰にも使われていると言うシステムです。
そしてそのシステムからはさきほどのドゥダメルとかベルリンフィル最年少の団員エディクソン・ルイースのような世界的なスターや世界にちらばった素晴らしい演奏者を生み出しています。
そんな夢のようなシステムである「エル・システマ」についての本です。
実はドゥダメルとかは後半に出てくるだけで、ほとんどはどうしてこのような制度が必要だったかをベネズエラという国家の社会や政治とあわせて分かりやすく説明されています。
読みやすくく、またとても考えさせられる本です。
日本の鈴木メソッドとのかかわりも出てきます。
お勧めです。

あと1冊。
読んでいる本2冊。_e0046190_23415252.jpg

「クラシック埋蔵金ー発掘指南書」
玉木宏樹 著
出版芸術社 刊

私は玉木さんの本は大好きなんです。
前回の「音楽革命論ークラシックの壁をぶち壊せ!」
も読んでて「そうそう!」と拍手喝采でした。
いわゆる重圧なるクラシックファン?の方には「不謹慎」と思われそうな玉木さんの主張は一般的には扱く当たり前の事なんです。
クラシックリスナーという壁の中ばかりにいて言論武装しないと意見も言えないようなものに風穴を開けた人だと思います。
「もう音楽を難しく考えるのはやめよう」
と書いている通りです。
今回の「クラシック埋蔵金」はいわゆる知られざる名曲の紹介本という、まぁありふれた題材ではあるのですが、氏の独特な光の当て方が面白いです。(というかまだそこまで細かく読んでない)
そしてその本題テーマにはいるまでの前文。
これがまた面白い。
「もうドイツの3Bはアキアキだ」
「日本人のクラシックの異常な聞き方」
「長い曲がいいわけではない・・ツマミ食いのすすめ」
などなど独自の展開がいつもながら面白い。
肝心の隠れ名曲については
まず笑ってしまったのが、そのメイン部分

「字がおっきくてよみやすい」

これはいいですね〜頭に入る。
マニアックな中身なのに、即効で興味津々になりますよ。

一言「面白い!」です。

ボンビーな私はこういう本たちをちびり。。。。ちびり。。。と読んでなが〜く楽しもうと思っています。

明日の火曜日はFM収録、一気に3本の収録というのは初めてです。
実は。。。まぁそのことは明日書きます!頑張ってきます!
by concerto-2 | 2009-01-19 23:56 | 書籍・コミックのこと | Comments(0)