「まんがで読破」
とインドア〜な一日。
それで今回ピックアップしたいと思っていますのは、発刊当時はなんかイロものぽい感じで書店の端っこの方においてありましたが、今ではどんと特集コーナーまであったりする、このシリーズ!
イーストプレス社より出ている「まんがで読破」シリーズ!!
すでに今現在25冊が出ています。
帯にあるコピーがいいんですよね。
「ずっと読みたかった名作 漫画なら読めた。」
「一生読まないだろうって思ってた。」
そういう本って本好きの人でもけっこうあると思うのです。
思い返すと私もいわゆる純文学や思想書みたいなものを読んでいたのは10台後半のころ。
あの頃は40になる前には世界の名著をみんな読んじゃるー!
と思ってたものです。
ところが社会人になってから、そういう路線のものよりビジネスもの、歴史物、推理ものなどに力を入れるようになって古典の大著なるものは遠ざかってしまいました。
今となってはなかなか。。。光文社の新訳文庫は最初興味津々だったのですが、それでもなかなか大きなものは難しい。
そんな時に現れたこのシリーズ。
ハッキリ言って最初はめっちゃバカにしてました。
まず作画がいまいち。。中にはいまさんくらいに思うものもあったりするし。。
しかし、その後続々と出てくるものの中には「あっこれ読んでなかった〜」と思うものもあったりして。
ひどいと思った作画もなんか慣れてきたりして〜
そして試しに数冊買ってみました。(ここまでは全て立ち読み。北光社さんすいません)
たしかに「う〜ん」と思うものもあるけど、やはり漫画になると「わかりやすい」のです。
そして漫画を読むと、つい原作も読みたくなるんですね。
やはり、感心を発起させるものとしては、ひじょーに成功していると思います。
ちょっとずつ買っていって、現在25冊発売されているうち18册を買ってしまってます。
その中で私が「これはよく漫画に変換できている!」と思うのは、島崎藤村の「破戒」とゲーテの「ファウスト」、マキャベリの「君主論」、サン=テグジュペリの「夜間飛行」あたりでしょうか。
他もなかなかの入門書としてはいいレベルにあると思います。
そして中には原作を漫画におこすのでなく新たなストーリーを作ってそのストーリーに
エッセンスを入れて行くという手法のものもいくつかあります。
中でもこれは「へー!」と思ったのは、クラシックファンならずとも、この冒頭は誰でも知っている曲「ツァラトゥストラかく語りき」
のもととなったニーチェの同名の著作。
発刊予告でこの作品がシリーズになるんだと知った時は「あの作品漫画にして面白いか?」と思ったのですが、できあがったものを見てびっくり。
まぁ詳しくは書店で見てもらえばいいと思うので書きませんが
この漫画版「ツァラ〜」はシリーズの中でもよく出来てる筆頭格だと思います。
クラシックの名曲もそうですが、世の名著というのも遥か過去から現在まで生き残っている作品です。生き残っているのには、それだけの理由が必ずある!
ちょっと知った気分になるだけかもしれませんが、それでも知らないよりかはまし。
なかなか骨太なシリーズです。お勧めです!
現在出ているのは
「人間失格」「こころ」「蟹工船」「破戒」「罪と罰」「羅生門」「戦争と平和」「武士道」「銀河鉄道の夜」「斜陽」「堕落論・白痴」「赤と黒」「カラマーゾフの兄弟」「学問のすゝめ」「変身」「リア王」「君主論」「明暗」「神曲」「舞姫」「ツァラトゥストラかく語りき」「ファウスト」「夜間飛行」「ドグラ・マグラ」「わが闘争」
で今後の発売予定は
「悪霊」「死に至る病」「レ・ミゼラブル」だそうです。
個人的にはサルトルの「嘔吐」とか出るといいな〜と思ってます。あれ全然わかんなかったんで。
さて今週もいろいろとあります!
週末にはちょっと頑張らなくては!というのもあったりして。
今日の火曜日はりゅーとぴあさんでピアノのコンサート(ドミトリエフ)があるようですね。
今週はがんばらなくては!
お世話になる皆様よろしくお願いします!!
うら若き高校生の時、愛読してました。
私の鞄には常にニーチェが入ってました。
確実に兄の影響です。
顔はハンサムなキルケゴールが好きだったのですが・・・。
ま、どうでもいいか~。
今度、漫画版読まして下さい。
因みに、普段は漫画、読みません。
半年前に、日本酒の勉強をするために「夏子の酒」は読んだが・・・。
でも、いかんなぁ〜マンガっつーものを過小評価してるよ。
でも。。。まぁマルチンの職業を考えると「マンガ最高!」ではまずいしね。
今度「ツァラ〜」貸しますね〜。
くる時事前に連絡を忘れずにね〜。