長塚圭史「sisters」
楽しい演奏会をやられた東京大学オケの新潟公演の企画、裏方をずっとやられてた榎本さん。1年半かけて準備されたそうです。ほんとうにお疲れ様でした。
あの4曲のアンコールは本当は3曲だったそうで、「こうもり」序曲は突然やろう!ということになったそうです。
それでもやれたというのは、例えばヴァイオリンであればほぼ全員が経験者で団に入ってこられていると言うむらのないアンサンブルでこそですね。
ちなみに榎本さんも第1ヴァイオリンで頑張られてました。お疲れ様でした。
私も現役東大生様とお話できて嬉しかったです〜。
そして夜にりゅーとぴあ劇場でおこなわれた演劇
「sisters」
を観に行ってきました。
この作品は長塚圭史さんの作品、演出です。
新潟公演は今日が初日で17日の日曜日までの公演です。
キャストは
松たか子さん、鈴木杏さん、田中哲司さん、中村まことさん、梅沢昌代さん、吉田鋼太郎さん。
凄い!!さすがは鬼才、長塚作品!!
圧倒されました。
最初の導入部はなんか正直ちょっとあんまりかな〜と思ってたんですが中ごろから松さん演じる主役が狂気を出してくる頃からは最後まで一睡の余地なし!
従来の長塚作品より残酷さは後退しているんだそうですが、とても恐怖感ある作品です。話は長塚作品独特のくら〜〜〜いお話です。
松たか子&鈴木杏というキャストからアイドルっぽいものを考えてこられたお客様はきっと驚愕すると思いますね。
淡々として言葉を出してくるが切れた時にすさまじい狂気を発する松たか子。
肉感的でストレートな感情をぶつけてくる鈴木杏。
その二人を取り巻く妖しい人々。
7人しか出てこない芝居なのですが、全員がすごい演技でぐいぐいと引っ張ってきます。
演出ではなんといっても「水」。
まだ初日が終わったばかりで、これから観ると言う方もいらっしゃるのであまり克明には書けませんが。
あの劇場の舞台が池のようになります。その水の上をうごめく役者さんたち。
全身がずぶぬれになったりします。
そして水の反射の光の渦。。素晴らしい効果になっています。
すごい演出です。
感動すると言うより圧倒される!といった作品でした。
これはS席で8千円という価格も高くありません。
まだ当日券もあるらしいです。日曜日まであと3公演。見れる時間のある方にはぜひ観てほしい作品ですね。
すごい体験の2時間半でした。いってよかった!!いやー背筋がぞくぞくする連続でした。
金曜日は午後2時半から国立音大の皆さんの演奏会に行ってきます!
音文で入場無料です。
皆様もいかがでしょうか!