素晴らしい演奏会二つ。岩永善信
夜にはもう一つ演奏会がありました。
この演奏会は私が今年前半に一番力を入れて応援した演奏会。
それは
「岩永善信ギターリサイタルin新潟6th」
だいしホールで夜6時半開演。
昨年、いろいろな方々に誘われて聞きに行って、ギターってこんなにすごい表現力を持つものなのか!と驚いたのです。
通常の6弦ギターと違い10弦のギターがもたらす豊かな音の世界に魅了されました。
今回のプログラムは
ヘンデルの「泣くがままにさせて」「オンブラマイフ」「組曲11」
グラナドスの「エピローグ」「東洋の行進曲」「みなし子」「スペイン舞曲第6番」
コシュキンの「アッシャーワルツ」
サンサーンスの動物の謝肉祭から「序奏と獅子王の行進曲」「象」「耳の長い登場人物」「白鳥」
バルトークの「ルーマニア民族舞曲」
アンコールはえ〜と1曲目はなんだっけ。すいません忘却。
2曲目はペルナンブーロのショーロ
3曲目は昨年もアンコールの最後だったベートーヴェンのトルコ行進曲。
ベートーヴェンは岩永さんが最も好きな作曲家なんだそうです。
といった感じです。どうでしょう、この曲目だけ見たらギターのリサイタルって感じじゃないですよね。
そこが岩永さんというギタリストを捉える時に意見が別れる一つなのかも知れませんね。もっとギター本来の曲を入れてほしいという方もいらっしゃることでしょう。
でも私の感想としては、岩永さんの演奏ってギターという枠をこえていると思います。
岩永さんのコンサートを聞いて「あぁいいギターのコンサートを聞いたなぁ」
と思うのでなく
「あぁいい音楽のコンサートを聞いたなぁ」
と思うんですね。
ギターという楽器はクラシックの世界ではマイナーなのかもしれませんが、そのギターでこれだけの世界を作れる奏者さんがいらっしゃること。
それをギター以外の楽器をやられている方にもぜひ聞いてほしいものです。
昨年ピアノの方と一緒にいったら大感動されて、今回もいらしてました。
今回はテューバの藤田さんがいらしてました。
「どうです?」とお聞きしたら「素晴らしいですね」とおっしゃられてました。
ありがたい話です。
楽器の枠、それと技巧の枠をこえて「ソウル」を感じさせてくれた演奏会でした。
今回、ちょっと私も力を入れて宣伝してみようと思い、多くのお客様に来ていただきました。
もしこれであまり良くなかったら。。。という不安も実はあったのですが
とんでもない話でしたね。皆さんに喜んでいただけた様です。よかったぁ。
メンヒさん、けろさん、N会長にも多くのお客様をおよびいただきありがとうございました。
「今日のねこ山さん」のさゆりんさんにも会えたし、カフェド陶の美人オーナーとも一緒にいれたし、クロケットの小林さんにも来ていただけたし。同じ10弦奏者のちーぱっぱ様は前でどっしりとお聞きになられているし、Aさん&Aさんのお二人は最前列だし。
もう総動員(笑)
主催の広瀬先生、スタッフのcheeseさん、SAKANAさん、その他の皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
ということで土曜日はJune、岩永さんと素晴らしい演奏会を二つ聞けて幸せでした。
今日日曜日は!!
今年前半で一番力を入れようと思ったら。。。力を入れるまでもなくあっという間にソールドアウトになってしまいましたね。
私が新潟音楽界で最高のユニットだと思っているトリオ・ベルガルモの定期です。
私も昼夜両方行こうかなと思ってましたが、買う前に夜の部をとれませんでした。残念!
昼の部を楽しんできたいと思います!

アンコールの1曲目は「アメリアの遺言(カタロニア民謡)」、2曲目は「ショーロ(ペルナンブーコ)」でした。
コンチェルトさんに関係した音楽仲間がたくさん集まって、その点も実に良かったですね。
尻上がりにすごみが増していったコンサートでしたね。
なにげなく弾かれているのもかっこ良かったですね。
(こうなると、CDを出してほしー!。。。と思っちゃいますよね)
楽器のワクを超えていろいろな人に聴いて欲しいと思います。
主催の方々もいつもキビキビと頑張ってらっしゃいましたよね。
やはりあの方々あっての公演です。
でも、今回みんなでちょっとだけお手伝い出来たって感じでしょうか。
いずれにしてもよかったよかった。です!
メンヒさんにもいろいろとありがとうございました。