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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

弦のお勧め〜。

最近出た弦のCDでおぉ〜良いではないかーと思うものが二つあったのでご紹介。
それはこの二つなんですけどね。
弦のお勧め〜。_e0046190_9445482.jpg

まず2枚のうち写真では奥になっている方から
バロック・ヴァイオリンのジーン・キムさんとチェンバロ岡田龍之介さんのコンビによる
「ヘンデル ヴァイオリン・ソナタ集」
です。
最近ではずっと店内のBGMにもしているのでご来店頂いた方にはお耳なじみかと思います。
これなかなかいいんですよね。
まず演奏がどうのこうのいう以前の問題として
ヘンデルのヴァイオリンソナタってCDがなさ過ぎ!!
って思われた方いらっしゃいませんか?
あんなにいい曲で、ヴァイオリンやられる方にも必須のような曲なのに。
たしかに技巧的ではないので、大家と言われるような演奏者さんには「今更ねぇ〜」と思われてる節もあるのかもしれませんが。。。
バッハの無伴奏があれほど多いのにヘンデルのこの少なさはやはり残念としか言いようがありませんね。
いまだにグルミォーが最上と言われ続けています。たしかにそうかもしれませんが、もっとどんどん出て欲しいものです。
そしてここでのキムさんの落ち着いたシルバートーンのような音色での優しい演奏。
伴奏の岡田さんの好演もあって、とてもシックな大人の演奏になっています。
このお二人も新潟に来られるそうですが実演でもこのような奇麗な音色なのか聞いてみたいですね。
ということでヴァイオリンではこのヘンデルがお勧め。

もう一つはそのヘンデルの前に立てかけた1枚。今度はチェロです。
ナクソス・レーベルの5月新譜の中の1枚
「シベリウス チェロとピアノのための作品集」
です。
これはシベリウスのチェロのためのオリジナル作品だけではなくって歌曲をチェロにアレンジしたものや、なんとあの壮大なオーケストラ曲「フィンランディア」をチェロとピアノに編曲したものなどが収録されています。
これが実に良いのです。
たしかにオリジナルではないので、ちょっとイロものっぽいといえばそうなのですが良いのです。
こういうなんでもチェロに編曲したようなのはマイスキーさんがシューベルトやラフマニノフでやったりされてますが、それは聞いていると三宅一生の服を着たマイスキーさんが没入している姿が眼に浮かんできます。(それはそれでいいです)
このCDは聞いているとひんやりとした夏の北欧の情景が浮かんでくるのです。
ずばり、このCDは画廊とかのBGMにあいそう!と思いました。絵画的情景を連想しそうです。
チェロ好きの画廊さんや画家さん達にお勧めしてみようかな。と思っています。
真剣にスピーカーと対峙しようというのでなく安らぎの時間に聴くと癒されそうなCDです。
ナクソスさんのコメントを読むと「まず歌曲の編曲を聞いて下さい、泣けます!! そしてフィンランディア聴いて見て下さい 熱演です!熱いです!」とのこと。
良い意味でBGMに最適な癒しの1枚ということでこのCDお勧めです!

そんでもって写真ではその2枚のCDの脇にさり〜げなくある演奏会パンフ。大谷康子さんと田部京子さんのデュオコンサート!間近になって来ました、今週の土曜日です!!まだ前売り券あります!
売れてない訳ではありません、しこたま預かっているのです!
主催のN会長に成り変わりまして、よろしくお願い致しますー。
by concerto-2 | 2008-05-21 10:13 | CDの紹介 | Comments(0)