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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

月曜日「愛の予感」と枝並千花さん。

休日の月曜は朝7時から行動開始!
古町も朝7時頃は人もまばらです。
いろいろと用事を終わらして、月曜最初のイベントはウインドで見たいと思ってた映画をみる!
その映画とは今シネウインドでやっている
「愛の予感」
小林政広監督が脚本、そして主演もやった映画で昨年のロカルノ国際映画祭で4冠をとった作品です。

いつぞや、ウインドは楽しい映画もやってるんですよーと書いたことがありましたが、この映画は誰にでもお勧めできるというものではありません。
とにかくすごい!噂には聞いていましたが。
なんせ2時間ぐらいの中で台詞というか人の声が聴けるのが最初の10分くらいと最後の5分くらい!!
そしてその間の時間は日々の生活の様子が淡々と何日分も同じような繰り返しが延々と。。
正確には同じようではなくわずかながらの心の変化が最後にむけてあるのですが、とにかく静寂が支配する2時間といえます。
おおまかなストーリーは中学で女子中学生同士による殺人事件があって、その被害者の父親と加害者の母親が偶然北の鉄工所で出会う。ということです。
まぁ見ないとわかりません。この映画はおそらくテレビでは流れないでしょうね。
そしてDVDで見るならぜひヘッドホンかけるかして大きな音で見てほしいですね。
工場の音、ご飯を食べる音、調理する音、風呂に入る音、そういった生活の音を聴くことが大事になってくる映画ですね。
でも万人にお勧めはしにくい映画です。

そしてもう一つのイベント。
夜7時から新潟グランドホテルでおこなわれた
「にいがた音楽協会総会コンサート」
に行ってきました。
毎年この時期に無料で行われるこの総会コンサート、今年の出演者は
ヴァイオリン 枝並千花さん ピアノ伴奏 桑生美千佳さん

4月若手ヴァイオリニストシリーズ第3弾!でした。
今回のプログラムは
フォーレからロマンス、アンダンテ、夢のあとに、シシリアーノの4曲
グラズノフの瞑想曲
クライスラーのプレリュードとアレグロ

フランクのヴァイオリンソナタ
サラサーテのツイゴイネルワイゼン
アンコールは「誰も寝てはならぬ」

といったラインナップでした。
枝並さんが東京の方でソロリサイタルシリーズをスタートさせていて、現在フランスの作曲家を取り上げているので、この演奏会もフランス物が中心となっています。

必ずしも音響効果が良いとはいいがたい会場(大宴会場ですから)ではありますが、枝並さんのヴァイオリンはとてもきれいで品のある音でした。
選曲もとても良く有名ではないような曲でも解説を交え、お客様に楽しんで頂けるような内容でしたね。
なんかまだ20代中頃なのに貫禄すら感じるような落ち着いた演奏会でしたね。
今同じ世代の演奏家さんで、これだけの誰にでも楽しめるパッケージとしての演奏会をやれるというのは数少ないと思います。
新潟関連ではトップクラスだと思いますよ。

演奏の方はすっごく落ち着いたフランクが印象的でした。もうちょっとがっつりと弾くのでもいいのではとも思いましたが、メロディを大切にしたいい演奏だったと思います。
1楽章でのフレーズの呼吸感みたいなものはすごく新鮮な感じを受けました。

ちょっと会場が肌寒い中、肩を出した衣装で寒くなかったかな。お疲れさまでした。
会場に来られたお客様の満足そうなお顔が印象的な心温まる演奏会でした。

4月の若手ヴァイオリンシリーズ、最後は25日のだいしホール、徳永希和子さんです!!
以前お聞きしたときはとても明るく楽しく弾かれていたのを記憶しています。
楽しみにしましょう!
Commented by メンヒ at 2008-04-25 12:03
枝並さんのヴァイオリンよかったですねえ、伴奏とも息がぴったりで楽しませてもらいました。自分は最前列にいたので、枝並さんの演奏する表情や指の動きをまじかに拝見することができて、大いに感じるものがありました。

トークも心が感じられてよかったですね。
Commented by concerto-2 at 2008-04-25 13:33
メンヒさん、すごい席に居るなぁ〜と思いましたよ。
このブログは千花さんのお母様も読まれているので、きっと喜んでいただけていると思いますよ。
ぜひ応援してあげて下さい。ありがとうございます。
by concerto-2 | 2008-04-22 09:31 | 演奏会のこと | Comments(2)