「乳と卵」
いたるところで取り上げられていますね。
あまり家が裕福でなかったので弟を進学させるため、昼は書店でバイト、夜はホステスをやってたとか、あとバンドのボーカリストもやっていて、曲も作っている。
そんでもってCDも何枚も出している。
という多彩な職歴も話題。CDは廃盤状態だったのが急遽再プレスしているそうです。
でも。なんといっても話題なのはヴィジュアル面のことも大きいかと。。。
先々週の週刊文春でも巻頭のグラビアを飾ってましたよね。
(実は私買ってしまいました)
ライブのほうも最近やったそうで、話題になってましたね。
現在31歳、ちなみに既婚。
ちょっと椎名林檎がインテリになったみたいなところがおじさん心をちょいくすぐってるかもしれません。
それはともかく!
芥川賞の受賞作「乳と卵」は単行本にまだなってないので、読もうと思っても読めなかったのですが、「文藝春秋」に全文掲載されて発売になりましたね。
早速今日買ってきました!
やはり芥川賞の候補になったけど受賞できなかった前作「わたくし率 イン 歯ー、または世界」も読んでなかったので、これが私にとって初川上未映子さん。
うーん、なるほど最初はつかみにくい。なんか状況を把握できない。。
でもそのうちつかめてくるんですね。これもテクニックか。
そして話題となってた樋口一葉に影響されたという長く、また括弧をつかわない文節。
ん?これは現実のこと?それとも頭の中のこと?。。とちょっと読み返さないとわかりにくい。
でもこれまた慣れてくるのですが。
どちらかというとゆるい展開が最後の最後で「きれる」わけです。
ただ最後のところでタイトルの「卵」が関連してくるんですが、これが必要なのかな~。。
あと内容はもー「女」「女」。。。「女の世界」。
ちょっと男性には共感はしづらいかもしれませんね。
あと豊胸というのも、もうちょっとストーリーに絡んでくるのかな~と思ってたんですが、なんかあっさり。
出てくる登場人物も3人の女性のみ。
これは石原慎太郎がけちょんけちょんにけなしたのも、あの人ならしょうがないだろうな~と思います。
私は男として、なんか女性には神秘のベールなんぞをまとっていてほしいな~と思ってるのですね。
「きれーなお嬢さんはトイレ行かないぞ!」みたいな(笑)
女性の側からのリアルな女性観をつきつけるといういうのは、ちょっとひくかな~。かな。
でも今回は直木賞もそのラインの作品のようだと思うので、やはり女性が女性というベールを自ら脱いでいくという作品が評価される時代なのかもしれないですね。
この川上未映子さん、これからどういう作品を書いていくのか興味ありますね。
力はあると思います。
でも同じような作風だけではちょっと辛いかもしれませんね。それもまた楽しみの一つかもしれません。
ANDHYPENさんも、ぜひ読んだらアップしてね。
実はまだ日を決めてません。4月か5月にはしたいと思ってるんですよね。
その楽器はまだ登場したことがありません。ぜひ!
4月5月はその頃の演奏会予定とかが発表になったのを見てからと思ってるんですよ。
でもなるべく早く決めるようにしますね。
文藝春秋が出たのは知っているのですが、選評しか読んでいません。石原慎太郎がどう評価しているか興味があったので…まぁ大方予想通りでしたが。
なるべく早いうちに読んでみようと思います。
うん、読んだら感想をお願いね。
京極夏彦を4日で読むのですか!彼の作品はほんとはちびちびなが~く読むのがいいのかな~と個人的には思ってます。
でも借りた本だからそうはいかないですよね。
その読書のパワーがうらやましいー!