「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」
今年劇場で見るのは初の映画。
見ました。そしてとっても、とっても良かった。というか感動したとかよかったという言葉が陳腐に思えるほど、ずどーんときました。
やはり映画はこういうものでなくては。
その映画とは、シネウインドでやっているハンガリー映画。
「君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956」
ぜひ見てほしいです。見終わった後なんかすごい重いものを預けられたような気分になりました。
詳細は公式サイトをご覧くださいね。
1956年におこった「ハンガリー動乱」をテーマに、できるだけ史実にこだわってハンガリー出身の役者、監督などが創り上げた映画です。
同じような出来事としては1968年チェコの「プラハの春」がありますよね。
「プラハの春」については私もある程度のことは知っていました。
でもハンガリー動乱についてはあまり知りませんでした。
そうかこういうことだったのか。。。
当時ソ連の支配下にあったハンガリーにあって、学生から始まった自由へのデモが多くの市民を動かし革命となる。いったん自由な国家となったかのように思われたとき、ソ連は大規模な武力制圧を始め何千人という死者を出すことになる。
そしてその同時期、メルボルンオリンピックの水球競技でハンガリーとソ連と歴史に残る試合「メルボルンの流血戦」をおこなうことになる。
知らなかったなぁ~そういう試合があったなんて。
とにかくすごい映画でした。観てよかった。
やっぱり私にはこういう暗い映画があっているようです。
ほんとすごい映画でした。
次はイランの映画で見たいのがあります。
しかし思うのは
私は20世紀中にベルリンの壁がなくなるなんて思ってませんでした。
たしか壁がなくなったりソ連がなくなったりしたのは20年くらい前のことです。
今の若い人にはもうあの東西冷戦という世界観が信じられないかもしれません。
壁一つこえるだけで命をおとしたりした時代が本当にあったんです。
今ではあの当時、立ち入ることすらできなかったような、東欧、旧ソ連に日本のテレビカメラが入っていって「美人探し」とかバラエティなものを撮影したりもしてますよね。
ほんとうにこの20年の世界って激動の時代だったんだということを改めて感じました。
この映画ほんとすごいです。
ちょっと明るい話を一つ。
夜イオンにいったらありましたよ~。
日曜日イオンに行ったら、ぜひエルフィン聞いてくださいね。
さあ私は日曜日は音文のスーパークラシックコンサートに行ってきます。
地元の演奏家さんたちがぞろっと終結する3時間半のコンサート。
楽しみです!!