佐々木和子室内楽シリーズⅦ フルートはお好き?その2
だいしホールにて午後6時半よりひらかれた
「佐々木和子 室内楽シリーズⅦ フルートはお好き?その2」
これはピアニストの佐々木和子さんが東京交響楽団のメンバーさんを中心として一緒に室内楽を演奏すると言うシリーズです。
今回は東京交響楽団首席フルート奏者の相澤さん。
それに新潟出身の東京ニューシティフィルのフルート奏者、丸田さんを加えた3人での演奏会です。
「その2」ということでもわかる通り昨年もこの3人で演奏会をされています。
前回がとても好評だったので再演ということです。
こういう継続したシリーズっていいですね。
プログラムは
モーツアルト:歌劇「魔笛」から
ヴィヴァルディ:2つのフルートのための協奏曲RV533
マルタン:バラード
後半が
ヨンゲン:フルートソナタ
ムチンスキー;二重奏曲作品34
チャイコフスキー:くるみ割り人形組曲
でした。
最初は丸田さんが客席後方からパンフルートで登場したり3人とも頭に魔笛で使われるような鳥の羽さししてたり佐々木さんがアルプスの少女?みたいないでたちだったりと楽しい演出でした。
ヴィヴァルディは2本のピッコロでの演奏。上手い人が吹くピッコロってカッコいいですよ!
ヨンゲンは初めて聞いたんですがなかなかよさそうな感じ。実は当店ではヨンゲンけっこう人気なのです。
相澤さんはとても安定したきれいな音で「ゆるがない音」っていうかなそんな感じがしました。
丸田さんはやはり若さがあって張りがある音が魅力ですね。お二人ともすごいです。
あとピアノの佐々木さんもすごいと思いましたよ、というのはだいしホールってステージに奥行きが無いのでピアノはとかくうるさくなりがちなんですが蓋を全開にしててもフルートとかぶるところでは絶妙の音量バランスでちっともうるさくありませんでした。
この辺は室内楽の伴奏をきちっとわかって演奏されているんですね。
ニュアンスもなかなかよかったし、佐々木先生のテクニックを見せ付けられました。
アンコールはショスタコーヴィチの小品を1曲やったあと2曲目のアンコールは。。。出た!「もう誰もねるんじゃねえぞ!」by プッチーニ!
例のさびのとこでは丸田さんが吹きながら見事なイナバウアーまで披露!
これが見事な反りで場内大拍手。
身体柔らかいんですね~、あんなに反っても吹けるってのも技ですね。
ほぼ満員のお客様もじゅうぶん楽しめた演奏会でした。
やっぱ楽しい演奏会っていいですね。
祝日の今日、木曜日はりゅーとぴあさんで女声合唱の「アンサンブル フィオレッティ」の演奏会があります。
私も一押しのソプラノ、有山さんも来られるはずです。
指揮はクラマニアなら知らない人はいない巨匠宇野さん。
なんかチケットは完売だそうですね。
当店では有山さんのCDはコーナーつくって置いてます。試聴も出来ますので、まだお聞きになられてない方はぜひお聞きください。
フォーレなんか素晴らしくて心洗われます。。。
素晴らしい演奏で多くの人が感動されるといいですね。
音楽の秋はこれからが本番です!!