二つの才能。
まず日中、だいしホールで行われた
「第41回県音楽コンクール受賞者コンサート」に行ってきました。
ピアノ部門での県知事賞の阿部沙衣子さん
弦楽部門での優秀賞の木野裕り乃さん
管楽器部門最優秀賞の五十嵐冬馬さん
声楽部門最優秀賞の横田聡子さん
そして大賞を受賞されたピアノの淺香みのりさん。
の5人です。
年齢でくくってはいけないのですが横田さん以外は未成年で大賞の淺香さんが高2、フルートの五十嵐さんが中1、ヴァイオリンの木野さんは小6、ピアノの阿部さんは小5とすごい若いです。
将来が楽しみですね。
横田さんのステージはさすがに大人の魅力を感じさせてくれました。
なんかほっとする時間でした。
ぜひこれからも頑張ってください。素敵な方です。
大賞の淺香さんも荒削りな感じが魅力の一つになっていますね。さすがと思わせてくれる演奏でした。
しかし、別に浅香さんがよくないというのではありませんよ。
でも今回であれば大賞はやはりフルートの五十嵐冬馬君だったのではないだろうかと思っています。
とにかくすごい才能です。それこそ新潟県レベルでは何年に一人ではないでしょうか。
主催者さんには失礼になるかもしれませんが、県のコンクールでなく全日本レベルのコンクールにどんどん挑戦していってほしいです。
同じ長岡出身の今では若手ナンバー1のフルーティスト小山さんの後を追いかける天才ですね。
しかし演奏も素晴らしく落ち着いたメロディをしっかり歌いきる演奏で、舞台さばきや話し方までとても中学一年生とは思えませんね。「もっとはつらつ!としてもいいんですよ」とか言いたくなるくらいの落ち着きぶり。
なんか「すっごい歌の上手い中学生の演歌歌手」みたいな感じです、これからもうちょっと華やかさみたいなものも感じさせてくるようになると本当にすごい演奏者になると思います。
いやはや才能と言うものを見せつけられました。
そしてこの日はもう一人の素晴らしい若手演奏家さんの演奏が聞けました。
夜、閉店後にりゅーとぴあのスタジオAで開かれた「もみの木コンサート」に行ってきました。
これは新潟では有名な羽柴先生のヴァイオリン教室の発表会です。
「きっとゲスト演奏は先生のお嬢さんの羽柴累さんに違いない」と思って出かけたわけです。
プログラムを見てびっくり!
予想通り羽柴累さんの演奏でした。
しかも曲がブルッフの1番協奏曲、しかも3楽章ぜんぶ!!
来週の日曜日に新潟室内合奏団の定期でやる曲なんですね。
それをピアノ伴奏とはいえ先に聞けることになったとは大感激!!やった!
実際聞きました。えがったぁ~大感動。
ブラボーとか言いたくなりました。やっぱ羽柴累さんいい!
井上静香さんのうねるような大きな演奏も素晴らしいですが羽柴さんの切り込むような演奏は聞いててぞくぞくしてきます。
この方はすごい存在感ですね。
終演後スタジオAのロビーから外をちょっと見ていたら、なんと後ろに演奏を終えた羽柴さんがお一人で通っていらしたんですが、話しかけられませんでした。
そんな孤高っぽいところも好きだなぁ~。
ますます新潟室内の定期楽しみになりました。
そんな累さんもまだ大学を卒業されたばかり、これからがすごく楽しみです。
できればヴィオラでの演奏も聞きたいです!
土曜日はそんな若い才能を感じとれる素晴らしい演奏を聞けました。
感動の一日!でした。