白澤美佳ヴァイオリンリサイタル
そこでできてくる間、新聞を読んでたら老いたお母さんと心中しようとした息子さんの事件の判決がでた記事を読んでました。
あの温情判決と話題になった一件ですね。
そうしたらその息子さんがどうして母親をあやめなければならなかったかが判決文として読み上げられたことがかかれてました。それはテレビなどで知っていたのですが。
知らなかったのは、いよいよ家を出なければならなくなって、お母さんを車椅子にのせて、いよいよ最後の夜というときに。
交わされた母と息子の会話。息子さんがこれが最後ですと言うようなことを話したら、お母さんが「いいよ、ありがとうね」みたいな会話があったということを読んでしまって。
ラーメンが来る前にウルウルきてしまいました。。
とてもそこから先は読めませんでした。
みんながみんな「尊厳ある死」という最後を迎えることができるといいのですが、そうもいかないですよね。
でもいい判決だったと思います。願わくばそういう裁判がおきないような世の中であればいいですね。
さて!
土曜日はだいしホールにて開かれた
「白澤美佳 ヴァイオリンリサイタル」に行ってきました。
白沢さんが桐朋を卒業して最初の地元でのソロリサイタルです。
想像はしていましたが、やはり超満員。
そんな中、登場されてモーツアルトのソナタK301でスタート!
一目見て「うわっ硬くなってるなぁ」と思いました。
白澤さんの演奏のよさは多少粗くてもバッサバッサと突き進む伸びやかさと明るさです。
さすがに最初はちょっとだったかな。
でもその次のプロコフィエフの2番ソナタは実に落ち着いた演奏でした。
休憩あけはラヴェルの遺作ソナタからスタート。
これがよかった!白澤さんの演奏で聞くと実にメロディがはっきりわかる気がするんですね。
多少暗く複雑なこの曲もすごくとおりがいい演奏に感じました。
あとピアノの古畑由美子さんのピアノが「ラヴェル」!!って感じでよかったです。
これは聞けてよかった演奏でしたね。
その後はクライスラーのレスタティーボとスケルツォカプリース
サンサーンスの序奏とロンドカプリチオーソ
この変は白澤さんの魅力炸裂!といった感じでしたね。
アンコールはタイースの瞑想曲と最後はここでもか!とばかりに今や曲のタイトルも「イナバウアー」にした方がいいのではないかとも思われる「まだ誰も寝てはならぬ」
ということで終了。
満員のお客様も笑顔で帰られるというとてもハッピーな演奏会でした。
惜しむらくは。。。。。他の演奏家のときもおもったりするんですけど。。。
ちょっとでいい、ちょっとでいいんですが。
なんかしゃべって欲しいですねー
アンコールの前にでも挨拶程度でいいので。
と、ちょっと思いました。まぁそれは贅沢なのかもしれませんが。
フレッシュでいい演奏会でしたよ。白澤さんお疲れ様でした!
さて!日曜日は!
だいしホールで佐藤園子さん門下生の発表会があります!
CHEEZEさんやわたべさんなど当店のご常連中のご常連ともいうべき二人が名演を繰り広げるはずです!
時間は1時半から。
もしよろしければお越しください。
私は最前列ねらいます!!
CHEEZEさんはモーツアルト、わたべさんはシューマンだったかな。
感動させていただきます!!