有山麻衣子 幻のコンサート
「有山麻衣子 幻のコンサート」 です!
昨日、今日と店内でもかけているのでご来店された方にはお聴き頂いています。
やっぱりこういったものはかけて聞いて頂いてでないと、なかなか「よし買おう!」という気にはなりませんからね。
有山麻衣子さんと言う若い(おそらく29才)ソプラノ歌手さんが録音用の小さなコンサートで歌ったもののCDです。
収録されている曲はほとんどが「庭の千草」とか「七つの子」とかの童謡、唱歌。
最後の方にモーツアルトやフォーレやバイレロなんかも入っています。
曲目からすると当店ではちょっと今までプッシュしていない分野です。
なので初回オーダーも1しか出さなかったんです。
ところがその1は入荷後すぐ売れたんです。
その数日後に当店御常連の新潟合唱界では有名なA様がご来店されて、このCDのことをものすごく誉めてゆかれたんです。
「テクニック的にはいまひとつではあるが、素晴らしい声質!カークビーの若い頃もさもありなん」とのこと。
普段とても辛口のお客様でしたので半信半疑でちょっと入れてみて、私も一枚買って聴いてみました。
素晴らしい!
声楽もので背筋がぞくっときたのは2年ほど前にキャロリンサンプソンの歌うヘンデルの「聖セシリアの祝日のためのオード」を聞いたとき以来。
たしかに低い音が弱いし、声がちょっとふらつくかな〜と思う所も有るのですが、それを補ってあまり有る素晴らしい声!
だからこのCDのキャッチコピーにもありますが「プロの声楽家ではできない歌い方」なんです。
とかく声楽家の歌う童謡とか唱歌だと聞いてるうちにしらけてくるような気になる時が有ります。表情付け過ぎだったりして。
ところがこの有山さんは違うんですね。
当店1号さんがうまいこと言いました。
「歌がすごく上手な保育園の若い先生」って。
まさにぴったり!!
これはクラシックの声楽にアレルギーをお持ちの方でも大丈夫だと思います。
ぜひだまされたと思って一度聴いてみて下さい。
ところでこの有山さん、学生時代に有名な合唱部とかでエースとしてならした人だそうですが、現在の本職はなんとOL。
プロの声楽家にはなりたくないとのことです。
それをずっと育てて来てくれた先生がもったいないということで引っ張って来て、このライヴCDができたということです。
もったいないような。。。でもたしかにプロの声楽家というのもきついですし。
ある意味すごくポリシーのはっきりした方なんだと思います。
あと録音も有山さんの声質を最大に活かすセッティングです。高精度クロックによる超高音質録音となっています。
こんな素敵なCD、最大のネックはいたるところでこのCDを大宣伝している師匠があの宇野功芳さんだということでしょうか。。
けっこう宇野さんにアレルギーお持ちの方いらっしゃると思います。
白状します、実は私もそうです。
でもそれを忘れて聴いてみて下さい。
最高にいい!でなく最高に素敵な作品になっています。
もしかすると有山さん、りゅーとぴあに来られるかも知れません。
11月23日にりゅーとぴあで宇野さんと宇野さんが指揮している合唱団、アンサンブル・フィオレッティが公演する事になっています。
その合唱団に所属していたということで、もしかすると同行して来られるかも。
そうしたらちょっと生で聴いてみたいですね!
「きれいな歌のとても上手な先生」を。

うわぁぼけた写真ですいません。

三重唱は今年呼んだのですが、昨年より一段と成長して、4つのステージのうちのひとつは彼女にソロを歌ってもらったのですが、「きいろいきいろい歌」や「さくらさくら」は一段と上手くなっていましたし、新たに歌った「めんこい仔馬」や「森の水車」などもとても良かったです。
日下田さん(有山さんのCDのライナーノートに載っているもう一人の歌手)との二重唱はCD-Rで出ています。フォーレの「ピェ・イエス」は、このCD-Rでは日下田さんが歌っているのですが、断然日下田さんの方が美しいと思いました。興味がございましたら、是非お取り寄せ下さいませ。
これはメモメモです。情報ありがとうございます。
フィオレッティさんは新潟にも来られたのですが聴きに行けませんでした。
有山さんのフォーレはとても良いと思っていたので、あれより美しいということであればぜひ聞いてみたいです。
情報ありがとうございました。

