楽路歴程 第12回演奏会
既に上越では終わっているし、長岡でもこの週末からですね。
私は土曜日の管楽器部門と声楽部門をちょっと見てきました。
残念ながら知り合いの人のは間に合わなかったんですが、月曜の朝刊に予選通過者の発表があるので楽しみにしたいと思っています。
ぜひ本選での演奏を楽しみにしています。
あと予選とはいえやはり腕に自信ある人たちですのですごいハイレベルでしたね。
フルートのところを見てこられたあるピアニストさんがレベルの高さにびっくりされていました。
私の見た中では声楽で既にこちらでは充分お名前を知られているソプラノの方がずば抜けていました。コンクールに出たと言うのが驚くような方なんですが、きっとかなり上を狙っていらっしゃるんでしょうね。
さてそんなのもあれば、日曜には長岡リリックでCHEEZEさんやわたべさんやKazuyaさんたちが出演されたピアノフェスティバルもあってご活躍されたようです。
そんな中、日曜の夜7時より音文11番練習室で行われた「楽路歴程第12回演奏会」に行ってきました。
チェンバリストの笠原さんを中心とした古楽の演奏者の方が集まってやられる「楽路歴程」も、新潟音楽会の名物となるシリーズといえると思います。
今回はリコーダーの方お二人とチェンバロという構成での演奏会でした。
プログラムは
マルチェロ リコーダーソナタ作品2-1と作品2-2
マルチェロ~JSバッハ編曲 協奏曲BWV981
ADフィリドール リコーダーソナタニ短調
オトテール 組曲作品2-3
フィッシャー 組曲「ウラニア」抜粋
マルチェロ リコーダーソナタ作品2-12
でした。
リコーダーは「ほんとうの」リコーダー演奏者の大作さんと皆川さん。
う~ん、さすが「ほんとうの」リコーダー演奏は見ごたえありましたね。
うまい。
まず呼吸が安定しているので音があまりぶれない。
それと私のように下手な人間が吹くと、どうしても音が高くなるにつれて変わった音をだしてしまうんですよね。
わかりやすくソプラノでたとえて言うと高いラの音より上になるとどうしても細くてきつい感じの音になってしまうんですね。
そんなことをほとんど意識させないような滑らかな音はうまい!と思いました。
楽器もいいんでしょうけどね。
あと私最大のウイークポイントであるところのソプラノで言うとシの音。
特にシとドのトリルをした場合、指が0-1と0-2でやらなければならないんです。
これが恥ずかしい話なかなか難しいんですね。
つい私は変え指に逃げて0-23と0-2でやってしまうんです。
これをちゃんと普通にやってらっしゃたんで、やっぱさすがと思いました。
ただこれは基本なのでさすがと思っている私のほうがよくないんですけどね。
あとはほんとうに音そのものがいいです。
木のリコーダーの音ってほんとうにいいです。
特に私はアルトリコーダーの低いソの音が大好きなんですよ。
ソプラノでは出ない音だと思います。
そういうことを言うと学校でももっとアルトを重視したやり方にしてもいいと思うんですけどね。
バスリコーダーも聞けてとてもよかったです。
いやぁもうレベルが違いすぎますね。素晴らしかったです。
あとやはりこの楽路歴程は笠原さんのワールドだなということを聞くたび思います。
笠原さんのお人柄のようなアットホームで暖かな演奏会でとてもいいです。
すごいお忙しいと思いますのでマイペースで長く続けていって欲しいです。
ほんとうにちょっとジャンルは違いますが「ベルガルモ」さんたちと並ぶ新潟音楽会の目玉の一つといっていいと思いますよ。
とても素敵な演奏会でした。ありがとうございました。
日曜の夜のマイナーなコンサートにおいでいただいた方々には、本当に感謝しております。
丸やら三角の視線を感じて、ちょっとドキドキしました。
また、機会があった際に聴いていただけると幸せです。
バロックだと、02-01-0-01-0-が標準です。
現代曲はトリルも正確な音程を求めますが、バロックは上の音が高い方が映えるという考え方です。
参考までに。
そこをレッスンに言った時にすごく言われました。
それですごい早いとき以外は023を使わない癖をつけた方がいいです。とのこと。実際ちょっと音違いますよね。
Canti様02−01−02−01で早いとこやられてましたよね。すげぇ〜!と思って見てました。
そもそもほんとに私如きがどうのこうのいうレベルではないんですけどね。いいもの見せて頂きました。感服!
目にも留まりませんでした。すごいですね〜ますます感服です。