風の前奏曲
この「風の前奏曲」は予告編見たときから見たかった映画なのです!
すっごいきれいな映像だったものですから。
この映画はタイの映画です。私はタイの映画は始めてです。
あんまりアジアン色濃いと苦手かもと思っていたのですが、これは大変失礼なる先入観でした。
結果としてすっばらしい映画でした!ぜひお勧めしたい75点!

だーいたいのストーリーは
タイがまだシャム王国だった頃からラナートというタイの民族楽器を代表する楽器の巨匠ソーン・シラババンレーン師の生涯を実話に基づいて創った作品です。
音楽家の家に生まれたソーンはラナートに親しみ、地元の楽団に入り楽団のエースとして君臨していました。
少々鼻高々になっていたソーンですが伝説の名ラナート奏者クンインと出会いその圧倒的な演奏に初めて敗北を感じてしまいます。
そんなソーンですがなんとか復活して王宮の楽団に加わるようになって、そこでまたクンインと対決することになります。
いろいろな苦難を乗り越えて勝負に挑みます。。。。
その若き時代のソーンと平行してドラマ上の現在、第二次世界大戦の時代のソーンも画かれていくのです。戦争で民俗音楽が制約されて楽団の仲間だった人物が迫害されたり過酷なバイトをしたため手を負傷したため演奏ができなくなり自殺を図ったりと。。
既に国家の大物となっていたソーンにも強制の手が伸びていくのですが。。。
今回は最後まではネタばれさせませんね。
つまりそれほどよかった~ってことなので、もし興味もたれたようであれば観て下さい。
音楽家を画いているので演奏のシーンがふんだんに出てきます。
ラナートってのは今で言えば木琴を吊るしたような楽器なんですが、演奏勝負などのシーンはほんとすごいです。

あと弟子がピアノを買ってきて弾くのにソーン師匠が静かにラナートを即興で弾いていくとこなどは実に感動的でした。
あととにかく映像がところどころ美しい。
それとこの映画のいいところはさすが礼節のお国柄を反映しているのか「悪人らしい悪人」が出てきません。
迫害をしいて行く軍部の大佐なども最後には理解をしめすような行動になったり。
とてもすがすがしい映画でした。
ウインドさんでの上映も今週の金曜日で終わりなんですよね。
もしDVDにでもなったらぜひお勧めします、見てくださいね!
最後はちょっと涙ぐんでしまいましたよ。
さて次の私の映画予定はいよいよ「ホテル ルワンダ」登場!
見たかったんだこれ!
予告編見てるだけでも感動してました。
もう上映はしているんだけど週一本以上見る事はしたくないので来週にします。楽しみです!
(風の前奏曲のストーリーに関しては月刊ウインドでの高橋さんが書かれたものを参考にさせていただきました。)