人気ブログランキング | 話題のタグを見る

コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

貝津摩理 帰国ピアノリサイタル

今日は午後4時からだいしホールにて開かれた「貝津摩理 帰国ピアノリサイタル」に行ってきました。

新潟市出身の貝津さんがロシアの音大大学院から帰られたのの記念演奏会です。
ゲストでソプラノのソフィア・フォミナさんとの共演になった演奏会でした。

プログラムは
前半がモーツアルト、シューマン、メンデルスゾーン、ブラームスのリート曲、その後ピアノソロでブラームスの間奏曲、シューマンのアラベスク。そしてまた共演でマーラーの歌曲集より

後半がロシアの作品でかためてまずグリンカ、チャイコフスキー、ラフマニノフの歌曲。ピアノソロでメトネル、ラフマニノフの前奏曲。そしてまた共演でミヤスコフスキー、メトネル。

アンコールはチャイコフスキーの子守唄とモーツアルトのハレルヤ。

お分かりのとおりほとんどが貝津さんのピアノとソフィアさんとの共演です。
貝津さんはロシアでも大学院で伴奏科を選ばれていて数々のコンクールやリサイタルも伴奏者として参加されていたそうです。

ということで今回の帰国リサイタルも貝津さんにとってはごく当然のごとく伴奏者としてのリサイタル。それにちょこっとソロを一応入れてっということなんですね。

これってすごく素敵なことだと思いません?
私はちょっと感動してしまいました。
誰しもそれなりの音楽科を志す人はソリストを目指したいのではないでしょうか。
それを伴奏者として音楽をやっていく、たとえそれが故郷に錦を飾る演奏会であっても変わらず。
すごい心意気を私は感じました。立派だと思います。
今新潟で若手の演奏家といってもたくさんの人がいらっしゃいます。
そんな中独自の色を出していくことが課題であり難しいことなんだと思います。
ぜひ伴奏者としてすごいスペシャリストになってください。

実際今日の演奏会でも歌曲の伴奏とても光っていましたね。
控えめでいながら暖かい音で見事にサポートしてソフィアさんも気持ちよく歌えていたと思います。
ソフィアさんのソプラノもすごくよかったです!声が素晴らしくきれいで爽やかでした。
またこのコンビで聞ける日があればなと思いました。
とてもほのぼのとした気持ちで会場を後にすることができたいい演奏会でした。ありがとうございました。

あと今回急にチケットの手配などをピアニストの石井さんにお願いしてとってもらいました。
ありがとうございました。
新潟の音楽会も様々な人が活動されてにぎやかになって行きますね。
石井さんも15日と17日に演奏会がありますね。無理しないで頑張ってくださいね。
貝津さんもいつかお会いしたいものです。
今日はお疲れ様でした。
いい演奏会でした。
by concerto-2 | 2006-04-08 23:52 | 演奏会のこと | Comments(0)