世界の藤元高輝さんはやはりすごかった。世界レベルってすごい。
予想はしていましたが、ものすごかったです。
さすがは若手に世界最高峰と言われて、日本や世界でのコンクールを軒並み1位を獲得してきた人です。
ギターファンの方からお話を伺ったら、藤元さんって小学生の時に既に題名のない音楽会で出たこともあるんだそうです。まさに神童。
いまではアラサーとなり大人になったわけですが、まぁものすごい演奏でした。
聴きに来てくれたピアノやヴァイオリンや音楽ファンの皆さんには、感動よりも「とにかく驚いた」というご意見をお聞きしました。
まぁそれはそうでしょうね。
なんせこんな20人くらいの所で聴く人ではありません。
新潟市で藤元さんが演奏した場所って蔵織以外ではりゅーとぴあコンサートホールだけですからね(笑)
あとテクニックもものすごいですが、音が豊かで音色が美しい。
そしてはっきりとした大きな音。
世界最高レベルと言われるものをまざまざと感じさせてくれました。
こんな人がこんな小さなところに来てくれるのもドイツにいるリュート奏者佐々木勇一さんがドイツで盛んにコンチェルトを紹介しまくってくれてて、日本に行くなら新潟のコンチェルト(蔵織)にいくべし!と言ってくれているからです。
佐々木さんに感謝。
終演後に撮影
東京生まれ東京育ち、ドイツで修行を積んで昨年完全帰国。
これからどんどん大きなステージが待っていることでしょう。
既にアルバムも何枚も出されています。昨年はイタリアで録音したものがイタリアのレーベルから発売になっていますが、日本国内での録音もこれから増えていくことでしょう。
いやぁすごかった。
そして2回やってくれた公演、両方来てくれたのがこの人
植木さんもNYで研鑽を積まれて新潟に帰ってこられたギタリストですね。
最初にここに来てくれたのはやはり佐々木勇一さんの紹介によるものでした。
植木さんにはこちらがあります
ジョセフも蔵織で何度も来日して演奏してくれているギタリストです
二人をぜひ応援よろしくお願いします。
こういう世界で学んできている皆さんが来てくれる新潟
さらにどんどん来てくれる人を増やしていきたいですね。
いい街にしていきましょう!
プログラム冒頭、バッハをいくつか弾かれていましたが、ドイツ留学経験もあり、トークの場面でも歌詞の一部をドイツ語で諳んじられていて、単に「編曲ものを弾いてみました」的でない、楽曲に対する意識を感じました。また「ヴェニスの謝肉祭」演奏時のトークで、かつてヨーロッパで使われていた古楽器のツィンク(金管楽器と木管楽器のあいの子のような管楽器)に言及するなど、古楽に関しての造詣の深さも同様に感じました。(同じ撥弦楽器として、リュートとの関連等もあるからでしょうか)
先日お店に伺った際、取り寄せをお願いしていた、D.スカルラッティのCDを受け取りましたが、スカルラッティもギターと合いそうですね。
ギターはここくらいの会場が一番いいような気がします。
もうちょっと広くてもいいかもだけど。
スカルラッティはもうギターのレパートリーとして確立していますね。いつか弾いていただけるといいですね。