ポリーニ氏 亡くなる
マウリツィオ・ポリーニさんが亡くなったとのこと。
享年82歳
小澤征爾さんも大きな話題となりましたが、同じようにクラシック界の巨星
亡くなりましたね。
私がクラシックを聴き始めた子供の頃、70年代半ばからの頃
ポリーニと言えばアルゲリッチと並んで世界最高のピアニストとして天下無双でしたよ。
後に3大ピアニストと呼ばれるツィメルマンはまだ美少年の頃でしたし。
とにかく腕が何本あるんだ!と思わせるような痛快無比な切れ味での演奏がポリーニの魅力。
今店内を見て、そういう名盤と言うと・・
まずは何と言ってもショパンのエチュード
そしてとにかく鮮烈だったストラヴィンスキーにプロコの7番など強烈な1枚
協奏曲ものでは盟友ともいえるアバドとのブラームスの2番
店に今ないものではベートーヴェンの後期ソナタとか、バルトークのピアノ協奏曲なんかもすごかったです。
あと個人的には評論家衆にはイマイチの評価でしたがベームと組んだベートーヴェンの4とか「皇帝」も好きです。
やはり若い頃のポリーニは最高ですね。
逆にいうと若い頃のイメージが強烈過ぎたので年齢を重ねてからのポリーニはちょっと聴いていると辛くなる感じがありました。
事故などにもあった不運もあったそうです。
本当にすごい人だったと思います。
あとアルゲリッチはポリーニより1歳年上なんですよね。
それもまたすごいなと改めて思いました。
でも若い頃よく聴いた人たちがこうして雲上の人となっていくのはちょっと悲しいですね。
エリック・カルメンが亡くなったのもショックでした。
最近読んだ本でとっても面白かった1冊を紹介
こちらです
ベートーヴェンの数多い伝説はみんな秘書であったシンドラーが捏造したものだ
という衝撃のことを書いた本
まぁその捏造に関してはテレビなんかでもたまにやっていますし、よく知られた話ではあります。
ただこの本、かげはらさんの文章がとっても面白い。
読みやすいし、笑ってしまうところが多いのです。
ベートーヴェンは聖人君子では全くなく、むしろ変人の極み
他の作曲家でもそうです。
当然ですよね、人間だものw
そういう面がとってもよく書かれていました。
有名な本でもあるので読まれた方も多いと思いますが、まだの方はぜひ。
明日からはどんどん暖かくなっていきますでしょうかね。
あたたかくしていきましょう。