すべては彼女のために。
そんなタイトルの展覧会が上古町にあるBOOK OF DAYSで開かれています。
作者は佐藤竜さんという方です。
佐藤さんは1月に29歳という若さで天に召されました。
展覧会といっても出品されているのは全部で6点の小さな展覧会です。
大きなものが4つ。小さなものが2つ。
それと生前にこの場所で展覧会をやるためのアイディアを書かれたノート。
昨日行ってきました。
大きな絵にはいずれも女性が画かれ、その女性が「赤ちゃん」「小鳥」「ネコ」を抱かれてる絵になっているものがあります。
これはなんの意味だったんだろうか。。。と思っていましたが。
この展覧会のことを書かれた新聞がおいてあり、それに答えが書かれていました。
「赤ちゃん」「小鳥」「ネコ」これはみな奥様が欲しがられていたものなのだそうです。
「すべては彼女のために」というタイトルと「赤ちゃん」を抱かれている絵とが頭の中を駆け巡り、思わず胸にぐっときました。
まだご結婚されて半年くらいという奥様のお気持ちはいかばかりでしょうか。
いろいろ考えるにつれ思うことは事故以外のことで人生が終わってしまうことは本意でないにしても仕方が無いことですね。
だから生きているものは精一杯頑張っていかなければならない。
今「頑張る」ということがあまりかっこよくない時代になってきたとも言われます。
「頑張る」って言ってはいけないんだという風潮すらあります。
でも私は思います「頑張る!」って。
自分より若い人が亡くなるってのはなんともいえない気持ちになるものです。
この「すべては彼女のために」展覧会は14日までBOOK OF DAYSさんにて開かれています。
上古町にお立ち寄りの際にはせひ足を運んでいただけませんでしょうか。
人一人が生命を賭けて灯した「灯り」がそこにあります。
その後、だいしホールで開かれた新潟大学管弦楽団さんの木管パートの演奏会に行ってきました。
とても一生懸命な演奏には胸を打たれました。
みんながみんな一生懸命やっている。
自分自身も頑張って生きないといけないよなって思った一日でした。