さて明日だ!
これで予選がすべて終わり
頑張ります。。。
ちょっとCDのことをつらつら~と。
ご常連のお客様からのオーダー品。
クリスチャン・ツィメルマン&ポーランド祝祭管のショパンのピアノ協奏曲第1&2番。なんか新聞でほめちぎっていたので興味持ってね。とのこと。
でもこのオーダーには必ず聞くのが
「ショパンのピアノ協奏曲、他のお持ちでしたよね?」
「前に勧めてもらったの買ったよ」
ということでしたので、よかった。と。
このツィメさんの「この」録音は最初に聴くこの曲の演奏にしてほしくないんですよね。
私の知人にもおりますが、これを最初に聴きおぼえたら後でどの演奏を聴いてもいいと思わない。むしろ変に思う。
いやいや他の演奏が変ではないのです、このツィメさんのが変なんです!
これ最初聴いたとき驚いたものです。まずショパンのピアノ協奏曲って普通1&2でCD1枚ですよ。それが2枚組とな。
聴いたらもう1番の出だしから全然違う。たとえ悪いですがド演歌の世界みたいな感じ。
そしてツィメさんのピアノが「北の宿」を弾くわけですよ(出だしが北の宿なんです。というかショパンのほうがはるかに作曲は早いw)
も~全編が濃い世界。なんせオーケストラもこの曲をやるためにだけ集めたポーランドの若き演奏者たち。
そして指揮もツィメさんがやる。
全てポーランド人によるショパンの世界。
ポーランドのそんな富豪ではなく普通の家で育ったというツィメさん。なんかわかるんですよね。
一回は地元のショパンを地元の人間だけで思いっきりハメ外してローカルでいいじゃん。なのをやりたかったんだろうな~って。
それがこうして残っている。録音しておくことは大事なことなんだなと思います。
現代のピアノ演奏史に燦然と残る「異端な」名演。
なんど聴いてもすごい演奏です。
しかし!個人的には
ツィメさんのデビュー盤である1回目のショパンのピアノ協奏曲1&2番の方が私は好きです。
ピアノもいいです。19歳の美少年ツィメ君のフレッシュなダンディズムが魅力。。。。というか指揮者がね、指揮者が最高だから。あれぞダンディズムの極みです。
それはまたいつか。。。
こういうことも書いていこうかなと思っています。
今や音楽もCD買って聴くという時代ではありません。
そんな中にいろいろ聴いてきたものとして紹介するのも役割かなと思っています。
さて明日はがんばろう。。。