爆演のベートーヴェン
もうなじみの店員さんと会って楽しく話をしていたら。
「佐藤さん、この前ニュースに出てたよ」
「えーー!なんの?」
「覚えてないんだけど、交差点みたいなところで立ってて、それから歩いててけっこう写ってた」
ほ、ほほう。。まぁなんか資料映像みたいなのなんでしょうね。
思わずこんなこと聞いちゃいました。
「そんときまさか鼻ホジホジなんかしてなかったろうね~(笑)」
映した人教えてくれれば親戚中に知らせたのにな~
(通行人になんて教えるはず無いですよね~)
さてちょっと前まで幻の爆演名盤なんてー言われ方してたシェルヘンがルガーノ放送オケをふったベートーヴェン交響曲全集がありましたが、昨年夏頃かな復活したんですね。
「おぉ出たか~」なんて思ってたらまた廃盤になるとのこと。
当店では輸入業者最後の在庫分を全部ぶんどったんですが、一日で全部注文を受けました。
ありがたいことです。
さてこのシェルヘン&ルガーノのベートーヴェン、すさまじい演奏ですよね。
今日、先日初めてこの演奏を聞かれたというお客様がワルターの演奏と比べたらあまりに違うんでびっくりしましたとのこと。
あの格調高いワルター&コロンビアと比べれば執事とトラック野郎みたいなものですよ。
ある評論家がこの演奏を「積荷を撒き散らしながら暴走するダンプカー!」なんて書いてましたけどいい例えです。
私も久々に月曜日の休日、朝から午後までかけて全部聞きましたけど、まぁすごい演奏です。
特に2番、3番、8番はすさまじいかな。
さて最近では迫力あるベートーヴェンも少なくなってとお嘆きの諸氏もいらっしゃることだと思いますが、個人的に注目している全集作ってる途中ってのがあります。
この前のスクロバチェフスキーさんのもそうなんですが、もっと若手の指揮者のです。
まずトーマス・ダウスゴーの進行中の全集。
SIMAXレーベルで清々粛々と進んでいます。そろそろ終わりそうですね。
これは実に丁寧で細やかな演奏です。
でもちょっと燃えるものがないなぁ~。悪くないんだけど。
もう一つが、これ大注目しているんです!!
ヘンスラーレーベルで進行しているトーマス・フェイ!
これはいいです!まだ1&2と4&6の2枚しかベートーヴェンは出ていませんが燃えてます!
特に4番!これが一番燃えてますね!できればこの4&6の方から聞いてほしいんです。
私はクライバーのライブより上だと思ってます。
この手のファイヤー系の4番では1番にしたいですね。
(ちなみにほっくり系ではジュリーニ&スカラ座なんですけどね。)
フェイはベートーヴェン以前にハイドンをいくつか録音してて一部ではその斬新さでちょっと話題になってはいたんですよね。
私はハイドン聴いてなかったんですが、ベートーヴェン4&6が出た時業者さんのプッシュに興味を感じ聴いてみてびっくり!だったんです。
最近はフェイもヘンデルとかモーツアルトの協奏曲の伴奏とかがリリースになって、このベートーヴェン全集も進度が鈍いようなんですが、なんとか早く次を聞いてみたいものです。

←これがその4&6のです。
生きがいいですよ!お勧めです!