第51回新潟県音楽コンクール本選会個人的感想「中盤」
またまた個人的な感想ですので、あまり気にされないでくださいね。
ピアノ中学生の部
トップに演奏は刈谷優さん。県コンに戻ってきました刈谷さん!とってもうれしいです。
リストのパガニーニ大練習曲の6番。ダイナミックな技巧は今も健在でした。ほっとしました。
ただ、今回この部門で私が1番かなと思ったのは2番目に弾かれた上越の竹内優姫乃さん
竹内さんも何度も本選に出られている実力者さんです。そんなに派手な演奏をされる方ではありませんが実に音色が美しいフォーレでした。
このお二人の次となると成田みやかさんかな。とってもうまかったです。でもよくある講評で
ステージの上では完成していても審査員席まで届いてきません。という感じにならないといいがなぁと危惧してました。
と思ったら3人とも優秀賞をいただきましたね、賞を頂けなかった皆さんもいい演奏でした。
声楽部門になります。
ジュニアの部はお二人。
なんといっても大スターである中野太一さんが登場とあって会場もこの時は人が増えたのではないでしょうか。結果的に中野さんは優秀賞をいただきました。おめでとう!
でもこの部門で賞には選ばれなかった中央高校の樋口美華子もよかったんですよ。
私が県コン聴いて10数年ですが、中央高校さん現役でこんなに声質が魅力ある方はそうはいなかったと思います。それほど魅力ある声でした。とってもよかったですよ。
そして問題の一般の部。
ここからは桑野彩さんが県知事賞に輝きました。は、いいんですよ。順当と言えます。
しかし、私は最初に出てこられた成田裕さんに大きな感銘を受けました。
正直大賞候補と感じました。実際成田さんの演奏の間、場内は異様な雰囲気に包まれていたと思います。
演奏曲は信長貴富「Fragments~特攻隊戦死者の手記による~」
この曲は合唱曲としては知っていましたがソロでも演奏されるとは知りませんでした。
合唱では新潟でも演奏されたばかり。
成田さんの歌、ピアノの布施さんの演奏は共にすごい迫力で圧倒されました。
これが賞には入らないか。。。。演目があまりにもメッセージ性が強いからかなぁ。。
とにかくものすごく印象に残ったことは確かでした。
小休憩をはさんで管楽部門へ
ジュニアの部は今回予選から激戦だったそうですね。
そこをくくりぬけてきた皆さんだけあって、本選も充実した演奏が続きました。
その中でも二人、目立っていたのがフルートの今井瑞希さんとホルンの小菅春貴さん。
特にホルンの小菅さんは高校生とは思えませんでした。これから音大とか進まれるのでしょうか。
やはりそのお二人が優秀賞を獲得されていました。フルート小師さんも頑張ってました。演奏よかったですよ。
一般の部はサックスがお二人ということでしたね。これまた珍しいのでは。
新大の鷹田わこさんかっこよかったです!プロプレイヤーのようでした。奨励賞も納得。
そして田村亮太さんはまさにプロプレイヤーの輝きを持った演奏でした。
ピアノの小林浩子さんと組んでのトマジの協奏曲はもはやコンクールということを忘れさせてくれるステージでした。
文句なしに大賞候補の一角という演奏でしたね。
新潟音楽界にもクラシカル・サックスの波がもっともっと大きくなることを予感させてくれました。
というところで夕方の休憩時間へ。
けっこう時間も予定を超えてきてて、運営の皆さんたいへんだなぁ~と感じながら休憩に入りました。
最後のピアノ部門がまた激戦。
ここでまたいったんアップ。