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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

井上静香と仲間たち2014 大盛況でした!

昨日の日曜日も快晴でした!

だいしホールで行われた井上静香さんたちのコンサートも大賑わいでした!

でも、その前にその後にりゅーとぴあコンサートホールでおこなわれたこちらのコンサートについて先に書きますね。

もはや10回目となる茂木大輔さんの解説コンサート。
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今回は展覧会の絵、これも聴いてみたかったですね。
実は私はこのコンサート、ある方よりチケットいただいてました。でも行けなかったのである素敵な方に行っていただいたので後悔はありませんが。
それにしても行かれた
kondo先生の「にいがた音楽雑記帳
ishizakiさんの「いちかっこジョバンニのクロソイドダイアリー
りゅーとさんの「りゅーとライフ
などを読むと、いやいや今回も盛りだくさんだったんだなと思いますね。
こうなると次回は何か! が興味津々ですね。

ということで
私はそっちはちょっと行けず。
こちらのコンサートに行ってきました。
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プログラムは
メシアンの 世の終わりのための四重奏曲

ドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番

私は前半のメシアンだけ聴いてきました。
ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノの4つの楽器の織り成す幽玄ともいえる世界。
魅了されましたね。
それぞれの楽器に聞かせどころがある名曲です。
4人の演奏は当然ながら素晴らしいです。
最後の井上静香さんのソロが消えゆくさまは感動的でありました。
後半のドヴォルザークもきっと素晴らしかったと思いますが、このメシアンを聴けただけも私は充分でした。

この曲と言えば、なかなか演奏されない。。。と思われがちですが、そこが音楽の街新潟市。
この10年で既に2回生演奏が行われています。
トリオベルガルモ&広瀬寿美さんが演奏しています。これも誇らしいことですね。

後半は聞かずに店に戻りました。
後半も入れた感想は
ishizakiさんの「いちかっこジョバンニのクロソイドダイアリー」
いぽぽぽぱんぱさんの「いぽぽぽぱんぱのブログ
でお二人がお書きになられています。
ishizakiさんはママチャリで茂木さんと掛け持ちだったそうですね。お疲れ様です。

この素晴らしいアンサンブルのコンサートは来年も行われるそうです。
新潟音楽界の一つの名物としてみんなで応援して育てていきたいですね。

そして夜はうちあげ。

6人のメンバーと井上さんのお母様。
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クラリネットの中君と話しながらのショット。向こう側はみな美しい女性演奏者3人さま。
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それにしても演奏姿を見ても井上静香さんが、なんかイメチェンされたな~と感じました。
余裕ある音なの女性に感じました。人間の幅が広くなったんだとも感じました。
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演奏にも現れていたと思います。

サプライズで井上さんとピアノの島田さんが9月誕生月ということでケーキ贈呈。
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そして沸き起こる ハッピバースデーツーユー♪ の合唱。

すると即興でヴァイオリン猶井さんが演奏!
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さすがはNHK交響楽団団員! 素晴らしい音色を目の前で!

とりあえず全体写真も。
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私の後ろにいらっしゃるのが盤鬼平林直哉さん。あとNoism1の池ヶ谷さんも来てくれたりと打ち上げも大盛況でした。

そんな打ち上げがあってもほとんどの皆さんは最終の新幹線で東京へ戻られたんですよ。

なんせもう明日はピアノの島田彩乃さんにはこちらがあります。
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チェロの辻本さんももうすぐソロリサイタルが待っています。
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今回挟み込みされていたチラシ。井上静香さんと猶井さんが参加されていますね。
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猶井さんはNHK交響楽団でも頑張っていますし
ヴィオラの森口さんは読売交響楽団で頑張っています。

クラリネットの中君はフランスから帰って、いろんなことに取り組んでいます。
彼は本当のスーパースターなんですよ。ジャンルを超えての活躍は素晴らしいです。
(また人柄も最高w)

みんなとにかく忙しい皆さんです。それだけこれからの日本を背負っていかれる皆さんであることは間違いありません。
もっともっと表舞台に出てくる皆さんです。
ぜひ新潟の地から井上静香さんだけでなく、ピアノの島田彩乃さん、クラリネットの中秀仁さん、ヴァイオリンの猶井悠樹さん、ヴィオラの森口恭子さん、チェロの辻本玲さん。
ぜひ全員を応援しましょう!
もう一人加えたいのは昨年に森口さんが来れなくて代わりに参加されたヴィオラの大島さんも。
大島さんは最近小澤さんがバレエの男の子と一緒にモーツァルトのディベルティメント共演したときのオケでヴィオラのトップに入ってましたね。みんな大活躍されている面々です。
ぜひ来年も楽しみにしてください。


あ、今日はこのコンサートが行われる日ですね。
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ギターの佐々木勇一さん。今日は地元柏崎で19時開演です。もうすぐスタートですね。
佐々木さんの一時帰国ツアーももうちょっとです。ラストスパート頑張ってください。

今日の入荷からお勧めの2枚。
声楽ものです。
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左はソプラノのガランチャの新譜「メディテーション」
メーカーコメントは

エリーナ・ガランチャ/メディテーション

人気オペラ歌手エリーナ・ガランチャが、アヴェ・マリアやサンクトゥスなど宗教的なナンバー中心に歌い上げた心やすらぐアルバム。
 マスカーニのオペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』の教会の場面がとりあげられているのはオペラ歌手ならではの好企画。その他のナンバーはクリスマス向けの美しい作品が並びますが、中ではアレグリのミゼレーレが注目されます。豊かなメゾ・ソプラノのガランチャのために、超高音で名高いこの作品をラトヴィアの作曲家エリクス・エセンヴァルツが新たにアレンジしたヴァージョンを用いているということです。
 なお、プッチーニの「サルヴェ・レジーナ」では、ドイツのオルガニスト、グンター・ロストが伴奏を受け持っています。

【収録情報】
● グノー:聖ツェツィーリアのための荘厳ミサ~サンクトゥス
● グノー:悔悟
● ユージス・プラウリニュシュ:御招霊
● マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ~レジーナ・チェリ(復活祭の合唱)とアヴェ・マリア
● ウィリアム・ゴメス:アヴェ・マリア
● モーツァルト:証聖者の荘厳晩課 K.339~ラウダーテ
● ビゼー:アニュス・デイ
● プッチーニ:サルヴェ・レジーナ
● アダン:オー・ホーリー・ナイト(さやかに星はきらめき)
● ヴァスクス:静寂の歌~Dusi dusi, Paldies tev vela saule
● アレグリ:ミゼレーレ
● カッチーニ:アヴェ・マリア

 エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
 ラトヴィア放送合唱団
 シグヴァルズ・クラーヴァ(合唱指揮)
 ザールブリュッケン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
 カレル・マルク・チチョン(指揮)

 録音時期:2013年10月
 録音場所:ザールブリュッケン放送スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)



そして右側は私も楽しみにしてた1枚です!
プティポンの新譜のフランス歌曲集です。

メーカーコメントは

風変わりな美女~フランス歌曲集~サティ、フォーレ、ロザンタール、レオ・フェレ、他
パトリシア・プティボン

ウィリアム・クリスティに学び、アーノンクールに認められて世に出たパトリシア・プティボンは、清楚な優しさから激情まで、様々な感情表現を可能とするソプラノ歌手。そのレパートリーはバロックからベルクのルルにまで及び、多様なスタイルの表現様式に対応した実力は多くの国で高い評価を得ています。
 今回登場するアルバムでは、20世紀フランスのさまざまな作品をとりあげています。アルバム・タイトルにもなった『風変わりな美女』はまるでプティボンのことのようでもありますが、実際にはトラック3の「大リトルネッロ」とトラック14の「カンカン踊り“社交のおえら方”」という短いピアノ4手作品の含まれる曲集の名前です。
 このアルバムにはほかにも、サティの非常に短いピアノ曲『競馬』(22秒)と、短いピアノ曲『快い絶望』(1分11秒)が収められ、プティボンの歌を心地よく導入する役割を果たしています。
 そのプティボンの歌の伴奏も凝っていて、ピアノ伴奏のもののほか、アコーディオンやチェロ、パーカッションが加わったりするなど実に変化に富んでおり、歌曲からシャンソンに至る20世紀フランスのさまざまなスタイルの歌を心地よく彩っています。

【収録情報】
● サティ:競馬
● レオ・フェレ:ジョリ・モーム
● サティ:風変わりな美女~大リトルネッロ
● プーランク:祭りに出かける若者たちは
● プーランク:パリへの旅
● プーランク:昨日
● ロザンタール:夢
● ロザンタール:月を釣る者(夢想家)
● サティ:ブロンズの銅像
● プーランク:ルネ少年の悲しい物語
● サティ:ピクニック
● サティ:そうしようショショット
● サティ:ジュ・トゥ・ヴー
● サティ:風変わりな美女~カンカン踊り『社交のおえら方』
● フェレ:愛する時
● サティ:快い絶望
● フェレ:憂鬱
● レイナルド・アーン:フォロエ
● レイナルド・アーン:クロリスに
● フォーレ:ひそやかに
● プーランク:バベビボビュ
● ロザンタール:パリ植物園のゾウ
● ロザンタール:フィドフィド
● ロザンタール:動物園の年寄りラクダ
● プーランク:オルクニーズの歌
● プーランク:白衣の天使様
● プーランク:ホテル
● フランシーヌ・コッケンポット:原野のクロッカス
● フォーレ:ゆりかご

 パトリシア・プティボン(ソプラノ)
 スーザン・マノフ(ピアノ)

 パトリシア・プティボン(ソプラノ)
 スーザン・マノフ(ピアノ)
 フラソワ・ヴァレリー(パーカッション)
 クリスチャン=ピエール・ラ・マルカ(チェロ)
 オリヴィエ・ピィ(ヴォーカル)
 デヴィッド・ヴェニトゥッチ(アコーディオン)

 録音時期:2013年9月
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


となっています。プティボンいいですよね~、あのコケティッシュな感じがいいです~。

では最後にナクソスのお姉さまからの今日のお勧めです。

バッハですね。


月曜日、安息の次には労働が待っている
J.S.バッハ:カンタータ第170番「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」

OTTAVAの「朝バッハ」アルバムの販売が好調と聞いて、なんだかとっても嬉しいです。
http://item.rakuten.co.jp/naxos/otva-0000/
改めて日本におけるバッハの人気というものについて考えてしまったりしました。

今日はこのアルバムに収録されているBWV170のカンタータです。
この曲はアルト(女声でもカウンターテナーでも歌われる)のためのソロ・カンタータです。
カンタータというと、どうしても合唱のイメージが大きいものですが、語源は動詞「歌う(cantare)」の分詞形であり、「歌われるもの」というのが本来の意味です。基本的にレチタティーヴォ(メロディよりも言葉を重視した独白、説明などの歌)と、歌の聞かせどころであるアリアの繰り返しです。

タイトルは「喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜」で、1726年7月28日に初演されています。
アルバムでは美しい第1曲のみが収録されていますが、全体は5つの曲からなっていて、第2曲と第4曲が前述のレチタティーヴォとなります。このカンタータの特徴は、オルガン・パートの充実であり、第5曲での華やかなオルガン・パートは、まるでオルガン協奏曲ともいえるほどの充実ぶりです。
第1曲の穏やかで平穏な雰囲気は、まさに「喜ばしい安息」ですが、その次のレチタティーヴォでは一転厳しさに満ちたものとなります。そして第3曲は、オルガンの不安定なメロディが耳に残る寂しさが強調されたもの。この世の苦悩を連綿と歌い継ぎます。晩年のバッハの一連の作品に繋がる見事な対位法も駆使されています。そして第4曲のレチタティーヴォが終わると、この曲の白眉ともいえる第5曲へと繋がります。
この第5曲については、冒頭から当時は嫌われていたという「増4」の音形が使われているところがミソで、
これが「こんな現世はいやだ(Mir ekelt)。私は早く神の国で平穏に包まれたい」という願望を表しているのです(うん、気持ちはわかるよ。私も仕事など忘れて、どこかでのんびりしたいよ・・・)。
前述の通り、オルガンが大活躍しますが、フルートで演奏されることもあります。このミュラー=ブリュールの演奏は文句なしの素晴らしさ。こんなステキなカンタータ、ぜひ全曲聴いてみてください。8.557621

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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ : 喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜 BWV 170

姉上様ありがとうございます。

今日の天気は最高の一週間のスタートです。
きっといい1週間ですよ!

明日は9月最終日です。いい締めくくりの日になりますように。
by concerto-2 | 2014-09-29 17:56 | 演奏会のこと | Comments(0)