先週末のこと。その2は新潟大学管弦楽団さん。
先週の土曜日、夜は新大オケさんの定期演奏会に行って来ました。

新大オケさんは夏のサマーコンサートもいつも熱演でありますが、なんといっても更にすごさを増した演奏を聴かせてくれるのが暮の定期演奏会です。
昨年のプロコフィエフの5番は大名演だったと思います。
そして今回はショスタコーヴィチの5番「革命」。
ソ連を代表するスーパーシンフォニーです。
これは期待も高まるというものです。
プログラムは
ショスタコーヴィチの祝典序曲
エルガーのエニグマ変奏曲
ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」
アンコールはワーグナーのローエングリンよりエルザの大聖堂への行進
でした。
祝典序曲はブラスを客席に配置して、というのはよくあるのですが
オケ後方ではなく横に陣取って演奏するのは初めてみました。
いずれにしろ演奏効果抜群ですね。
やはり新大オケはロシアものになると最初から力こもってる気がします。
エニグマ変奏曲は以前から何度も演奏候補曲に上がっていたと聞いています。
ちょっと名曲ではあるのですが、聴いた感じがもやもや〜とした感じの曲なのであまり演奏されないのかもしれませんが立派な演奏だったと思います。
なかなか新潟では生で聴く事の少ない曲なのでよかったです。
そしてメインのタコ5。
やはりステージも客席もちょっと雰囲気が違う気がしたのは私だけではないと思います。
最初の弦の強烈なるスタートで始まり音の渦のスタート。
新大オケさんは演奏者数が多いので、こういう曲はほんとうに渦を巻くような音になっていると感じます。
そして目を見張るような木管の頑張り。
大シンフォニーでありますが、管楽器のソロがとっても多い曲ですね。ショスタコはファゴットも目立ちまくります。
弦や金管、もちろんタコ5ならティンパニを始めとする打楽器セクションもよかったですが、私は今回木管に「あっぱれ」ですね。
それにしても生でも何度か聴いたことがあるこの「革命」ですが、聴く度にうまく作られている曲だと思います。少しも飽きる所が無い。名曲ですよ。
いい演奏でした!
客席には新大オケさんのOB,OGの皆さんがたくさんいらしてます。
同窓会も込みみたいな新大オケさんの公演。いいものですね。
今の新大オケの方は私も数人の方しか存じ上げていませんが、かってのOBOGの方はかなり存じ上げていて、ご挨拶とかたくさんの方からしていただきました。
ありがたいことです。
当然知り合ったときは大学生なわけで、それが立派に社会人として働かれている事は嬉しいですね。
新大オケさんの次回は
7月5日(土曜日) りゅーとぴあコンサートホール
7月19日(土曜日) アミューズメント佐渡
プログラムは。。。書いてもいいと思うので書きますね。
ドヴォルザークの謝肉祭
ビゼーのカルメン組曲
ドヴォルザークの交響曲第8番
だったかな。
っと、その前に来週の24日の火曜日、すみだトリフォニーホールで新大オケ東京公演があります。
よかったら東京方面の皆様、聴きに行ってあげて下さい。
熱演ですよ!
ショスタコの5番と言うと、やはり今でもこの2つがスタンダードだと思います。

バーンスタインとムラヴィンスキー。
初演はムラヴィンスキーですが、バーンスタインから入った私はムラヴンスキーを聴いた時、最終楽章のテンポに、なんじゃこれは!?
と思ったものです。いろいろ聴くとバーンスタインがちょっと早すぎるかもしれないんですけどね。
ムラヴィンスキーも聴き馴染むと説得力があります。
それにしてもよくできた曲です。
新大オケの皆さんは年が明けると各パート別の発表会とかがありますね。
コントラバスさんのチラシができてました。

エニグマやワーグナーで演奏に加わられたのが、我らがオルガニスト、山本真希さん。
山本さんには、まず今夜。

1月12日。

2月9日。

大活躍ですね。
新大オケさんにも何名か在籍されていますが、新大の音楽科さんの定期演奏会のポスターを発見。

12月20日(金曜日) 新潟市音楽文化会館 18時半開演です。入場無料。
こちらもいかがでしょうか。
潟響、新潟室内、ジュニアオケさんなどとはまた違った新大オケのパワーを聴かせてくれたいい演奏会でした。
元気が出る演奏会でしたね。新大オケの皆様ありがとうございました。