ダメだなって思う曲。でも。
そのお客様が苦手な曲あるんだよねぇー。とのこと。
お聞きいたしたら「ブルックナーの5番」。
おぉ!私と同じ人がここに!と思いました。
実は私もブルックナーの5番は苦手なんです。
決して悪い曲ではないですよね、むしろ一番ブルックナーらしい曲ともいえるとは思うのです。
1楽章のテーマに入っていくとことか二楽章の旋律などはいいですよね。
ただどうも全体として「いい曲なんだけどしんどい」
というのが偽らざる本音。
なんか石造りの大聖堂みたいな感じで親しみがわかないんですよね。
でもおそらくほとんどの方もそういう曲ってあるのではないでしょうか。
でもなんかわかんないけど、ある日ちょっとした気分で聞いてみるとなぜかはまってしまう。
そんなこともありますよね。
私もそういうのがけっこうあります。
そもそもブルックナー自体中学生の時に4番を聞いたのがはじめてでした。
なんかえらく間延びした感じの音楽で、しかも長くてやっと最後の楽章まできたと思ったら、この楽章がこれまた不可解な感じでわかりづらく、そしてあっけなく終わってしまう。
なんだかなぁ~と思いました。
3番も買ったんですがやっぱりそう。
それで2年くらいブルックナーってほおっておいた状態でした。
その頃はマーラーはまってましたね。中学高校と太宰治にもはまってたものでなんか共通点を見出していたんだと思います。
あの陰鬱な暗さ!「俺は悩んでいるー!」といったちょっと病んでるとことか。
でもなんの気なしにブルックナーの3番のCDを聞いたんですね。
するとなんかぐっとくるものがあって目から鱗がボタって感じでした。
4番もわからなかった最終楽章が一番いい!と思うようになりました。
今では4番は最終楽章でもっている交響曲だとさえ思っています。
だから苦手な曲であっても永久にってわけではなくて、いつかなんの気なしに聞くと逆に大好きになるってことあるので常に門戸は開けておくということが大事なんだと思いますね。
なんでこんなこと書いてるかというと、そのお客様の話のこともあったんですが、私自身も最近になってやっとですがいいなぁって見直している作曲家がいましてね。
それはプーランクなんです。
苦手だったんですよープーランク。
なんか素直じゃない子供みたいな感じがして。(抽象的なたとえですが)
でも最近になっていいなぁって思います。
特に管楽器のソナタ作品は絶品ですよね。チェロソナタもいいですよね。
知らない曲に感動するって気持ち忘れないようにしないとなって思います。
さてもう日付も変わったんで今日ですが悩んでいるんです。
夕方行きたい公演が二つあって。。。
まぁうれしい悲鳴ですね。
リポートはまた明日。
しかし、2号さんのおっしゃる意味、よく分かります。ある日急に苦手だった音楽が好きになったりするもの。全集癖があるとよくいわれますが、考えてみると、そんな、音楽との出会いがあることを期待して、だと思います。
あるいは、よく分からない作曲家でも、その作曲家の作品を沢山聴いていくと、ある日突然ピンとくるものがある。だから、今は嫌いでも、分からなくっても、へこたれずに聴くべきなのでしょう。
しかし、プーランク、メロディが美しくていいですよね。

で、クレンペラーなんですけど、なんか疲れちゃって1楽章できくのやめちゃいました。昔、セブンシーズから出たの聞いたときは最後まで聞き通したのにな(今日は友達に借りたテスタメントのBOXです。)。やっぱ、こういうところにも年って出るもんなんでしょうかねえ。
そうそう、過去ログでビオラとバンドネオンのCDのことありましたね。俺、ピアソラが苦手なんですけど聞いてみたいな。今度お店行ったとき、聞かせてください。ではでは。
へこたれないって大切ですね!
最近私もポリフォニーの山にとっかかっているんですがへこたれずに頑張りたいと思っています。
今のところ区別がつかないのが多すぎってとこです。
プーランクはほんといいですねぇ~。
なんと一日で入ってきた分完売しちゃいましたよ。
クナのブル5は最初聞いたとき笑ってしまいました。。。。
正直ブル5全部聞いたのって2年か3年も前ですね。
私は2楽章から先をほとんど忘れてます。。。
たしかに年々ながーーいのを聞きとおすって減ってきますね。
ヴィオラのは了解しました!
一人暮らしでの初めての冬ではないですか?
火の元には充分お気をつけを。
風邪引かないようがんばりましょう。