洋楽の夕べ&山宮さん快挙!
そしてメールでの情報もこれまたいくつも。
よく「書くネタがありますね〜」とおっしゃっていただくことが多いのですが。
それは逆なんですよ。ネタの方がたくさんあって消化しきれていないんですよ〜。
漏れなきようご紹介しなければ!!
まずおとといの日曜日の夕方から
こちらに行ってきました。

「洋楽の夕べ ジョイントリサイタル」
これは毎年行われている新潟洋楽協会さんが中心になって行われるコンサートですね。
かっては
「古くさい」とか「地味だ」とか言われて来ました。
私も正直ちょっとそう思ったこともあるかも。。。
しかし数年前に栄長敬子さんが企画面でいろいろとやれるようになってきてからだいぶ変わって来たと思います。
その数年前の時、栄長さんと言ってたんですよね。
「えーちゃん、うるさい◯◯◯たちを黙らせようぜ!」
ちょっと書くのは気が引けたんで◯でごまかしますけど(笑)
今回のコンサートもとてもききごたえのある、会員の皆様の努力が実っていると思わせてくれるコンサートだったと思います。
プログラムは
渡辺直子さん(パイプオルガン)
バッハ:プレリュードとフーガBWV543
渡邊倫子さん(ソプラノ)、渡辺直子さん(パイプオルガン)
ヴィヴァルディ:グローリアより「神なる主、天の王」
フランク:天使の糧
ヘンデル:私を泣かせてください
野口雅史さん(バリトン)、渡辺直子さん(パイプオルガン)
バッハ:至高の善なる者に賛美と栄光あれBWV117よりアリア慰めも救いもないとき
ヘンデル:メサイアよりラッパが鳴ると死者は復活して
渡辺直子さん(パイプオルガン)
エーレルト:甘美な喜びのうちに
アンサンブルカプリチオ
石井玲子さん、斉藤美和子さん (ピアノ)
大越玲子さん、本間美恵子さん(パーカッション)
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタより第1楽章
アルチュニアン&ババジャニアン:2台のピアノと打楽器のための「祭」
休憩
藤田豊さん(テューバ)、栄長敬子さん(ピアノ)
R.ヴォーン・ウイリアムス:バステューバと管弦楽のための協奏曲
青池晴美さん(ピアノ)
ヘンデル:シャコンヌと変奏
ショパン:バラード第1番
市橋靖子さん(ピッコロ)、青柳佐和子さん(ピアノ)
ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集作品2(ピアノソロ)
マイク・マウワー:ピッコロソナタ
大石綾子さん(ソプラノ)、斉木佳奈さん(ピアノ)
モーツアルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」K165
という3時間に渡る豪華なコンサートでした。
そうそう、忘れては行けませんね、全編を通じての総合司会は西谷純代さんでした。
すみよさんもお疲れさまー。(落ち着いたいい紹介と進行でしたよー)
前半はパイプオルガンの渡辺直子さん大活躍。全曲演奏されてましたからね。
渡辺さんは華もあるし、もっともっと注目されても良い方だと思います。
よく当店にもお越しになられますが、いつも思うのは山本真希さんにそっくりでいらっしゃるな〜と思います。
姉妹のようですよ。
何度も渡辺さんにお会いしたことがある私でも、山本さんが来られたかな?と間違いそうになります。
ソプラノの渡邊さん、バリトンの野口さんもオルガン前のところから素敵な歌声を届けてくれてました。
私注目の野口さん。親愛の情を込めてタイフーンの愚痴!なんて普段言ってる私ですが
最初のバッハはちょっとあら?って感じがして心配しました。
でもヘンデルでは一気に取り戻しましたね。リラックスできたんだと思います。
さすがはタイフーン野口! 嵐を呼ぶ男です(笑)
そして前半最後はバルトークの指定したポジションに2台のピアノと打楽器の各楽器がおかれての2台ピアノ&2人の打楽器による演奏。
バルトークはこの4人の皆さんの演奏で音文で聞きました。でもやはりりゅーとぴあで、そして上から見て聴いたら迫力が更に増して聞こえました。
本間さんや大越さんのようなパーカッション奏者がこうしていらっしゃるのは、ほんとうに素晴らしいことだと思います。
休憩時間に新大4年生音楽科のテューバの方からお声をかけていただきました。
ありがとうございます。
お聴きしたら「藤田さんの演奏はじめて聴くんです! 楽しみです!」とのこと。
後半のトップはそのテューバ藤田豊さん登場!!
新潟でテューバを広めるべく日夜頑張っている藤田さん。
なかなかこちらでは聴ける曲ではないので御客様も熱心に耳を傾けられていたようです。
そして
御客様が目をかたむけられてた?のが栄長さんではないかと。
赤のドレスよかったですね〜。って音楽のリポートではないかもしれませんが(笑)
でも生のコンサートって「魅せる!!」ということだって大事な要素だと思いますよね。
ピアノもよかったことはいうまでもないでしょう。
次は、おそらく今回一番驚かれた方が多いのではないかと思うのが、この青池晴美さんです。
というのは、あまり青池さんの演奏って聴かれた事がある方少ないのではないでしょうか。
毎年だいしで一門の方とやられてはいますが、どうですかね。
この方のピアノの冴えは素晴らしいです。凄いと言っても良い位です。
ショパンのバラードはいかにも青池さんらしいひんやりしているけど中熱い!みたいな演奏で素晴らしかったです。
そして市橋さんと青柳さん。
このお二人が良いな〜と思うのは、こうした大きな舞台でも少し、いやかなりw
マイナーな作品で攻めて来る所です。
マウワーのピッコロソナタなんか、いかにも市橋さんらしいなと思いました。
市橋さんと言えば学校とかホームコンサートみたいなところの市橋さんの顔もありますが、こうした近現代の作品も常に視野に入れて準備、練習されているんですね。
さすがはプロの仕事だと思います。
最後はやはり声楽が明るく終われていいですよね。
そしてモーツアルト。
きれいなモーツアルトでした。
日曜日の夕方から。
そして天候もあまりよくなく、おまけに各所でたくさんコンサートもおこなわれていた
ということもあって、御客様はもうちょっと入ってもいいかな〜と思いましたが
それはりゅーとぴあだということもあると思います。
音文でやっている時よりは多いですよ。
できればこれからもりゅーとぴあさんでやってほしいですね。
パイプオルガンが使えるというのはいいですよ。
聴きながらついつい三つのことを思いました。
まず一つは
これだけのメンバーです。でもこれだけの皆さんではありますが、りゅーとぴあコンサートホールでこの皆さんがこういうソロ、もしくはアンサンブルを演奏する機会ってあまり無いと思うんです。
おそらくは数えるほどでしょう。
りゅーとぴあさんは凄く頑張ってらして市民に愛されていると思います。その功績たるや誰もが認めます。
だからこそせっかくこういう地元に素晴らしいホールがあるのだから、地元の演奏者さんがもっとここで演奏できるような企画があればなおいいと思うのです。
例えば秋のリレーコンサートを春にもう一つりゅーとぴあの方でやるとか。
おととい演奏された皆さんがもっともっとこのホールで演奏する回数が増えれば、もっと慣れてもっともっとよく響く演奏になると思います。
二つ目は
これは私の勝手な聴いてて思ってたことです。
市橋さんたちの演奏の時にピアノの譜めくりをされてたのは、私の見間違いでなければフルートの高野めぐみさんではないかと思います。
やがてこういう人たちが、こういう皆さんに混じってこういう会に出て行ければな〜と思いました。
高野さんだけでなく、いろいろな人が思い浮かびました。まだ大学に在学中とか、高校生だとか中学生、あるいは小学のなかにだってこれから楽しみになっていくであろう方々がたくさんいらっしゃいます。
勝手に見ていながら、ふとそんな若い皆さん、具体的なお名前は出しませんが、あの人が歌ったら最後盛り上がるだろうな〜とかあの人が弾いたらきっとみんな驚くだろうな〜とか。
ぜひ新潟洋楽協会さんには若い方をもお仲間にどんどん入れていってほしいと思いました。
第三はこれはもっと超個人的な思ったことですが
今回市橋さんをはじめとして、栄長さんやすみよさん、野口さんや藤田さんなど、他の方もそうですが、個人的に存じ上げている方がとても多いんです。
そんな皆さんの演奏を聴きながら、初めて出会った時のこととか懐かしく思い出してました。
市橋さんと初めてお会いしたのはこんな時だったなーとか。
すみよさんとはメノッティが縁結びだったな〜とか。
栄長さんと初めて会った時にはあんな感じだったな〜とか。
みんなそれぞれが頑張っていらして、皆さん大きくなられています。立派だな。すごいな。
ってなんか、もう走馬灯がグルングルン頭の中でまわっていました。
こうしたとっても一生懸命な人たちが新潟で頑張っています。
ぜひまた来年の「洋楽の夕べ」コンサートも、もっともっと盛況であるように。
きっと会員の演奏者さんたちも頑張られると思います。
ぜひ御客様として聴きにいきましょう。
運営の皆様もお疲れさまでした。
いろいろと感慨深いいいコンサートでした。
ありがとうございました。
そんな日曜日があけて、月曜日。
県民の新聞さんを見て
やったー!!

新潟市出身のハープ山宮るり子さんがフランスで行われた「リリー・ラスキーヌ国際ハープコンクール」で見事優勝されました!!!
日本人としては初めてだそうです。
ミュンヘン国際での2位に続いての快挙ですね。
実は土曜日の時点で某関係者の方から、本選に進んだということは聞いて知っていました。
それが優勝とは!!
山宮さんの演奏は何度か聞いたことがあります。いつも、へー!と素晴らしいというより驚くという方が大きかったですね。やはりハープってそんなにコンサートないので楽器の実力をマックスまで出すようなものはあまり聞きませんよね。
それが山宮さんの演奏では、ハープの力ってすごいんだね!
と思わされるんです。
いい楽器ですよ、ハープ。
私は知り合いになんとハープをやっている人がいて、間近で弾いているのを見せてもらった事がありますけど、あの足さばきはたいへんなんだな〜と思います。一般的に思われている優雅なイメージではありません。
7つのペダルで半音とかを操作する。なかなかバタバタしてますw
持ち運びが難しいし、そんなにピアノのように会場においてありますというとこも少ないので、生音にふれる機会があまり無く、ちょっと縁遠い楽器になってるかもしれませんが、こういうニュースでハープそのものに関心がもっと増えていくといいですね。
おっなんか今月号のキャレルでもどっかの誰かがハープのCDを紹介しているぞ。。
って私ですけど。微力ながらハープ普及にお力になれればと。。
日曜日に新発田の御客様で、喫茶店でたまたまキャレルみていいなと思って〜とそのCDをお買い求めに来られたお客様がいらっしゃいました。
もー神!!
反応があると嬉しいものですね。
山宮さんほんとうにおめでつございました!
あとは
昨日の休日は早いうちから電車で一路、北へ。
行ってきました。
ちょっと長くなったんで、次の記事にしますね。
すごい方に会ってきました。
そんで筋肉痛になりかけましたw
雨上がって来ました。いいことあるかなw
うわっコメントのお返事を書かないと!
皆様ありがとうございます。

洋楽協会の演奏会についてとっても丁寧にご紹介下さいまして、本当にありがとうございました。いつもながらコンチェルトさんの熱い応援を身にしみつつ…やはり、宣伝の段階で聴きに行きたくなるような、聴いた跡にはまた来たくなるような演奏会になるように、みなさんで頑張りたいと思います。そうです!!色々な魅力的な方々がたくさんいるので、声をかけたいところ!仲間に入りたい…というような会になるといいなぁと、工夫して行きたいと思います!長丁場、最後までお聴きくださいまして有難うございます。…ちょっと長すぎましたねぇ…(笑)、色々やってみたいと思います。有難うございました! えーちゃんより
長かった? いえいえ3時間面白かったですよ!
あのくらいヴァリエーションがあると退屈しません。
いやぁ〜最後の挨拶で皆さん出て来て、そして挨拶して戻る時にタイフーンが藤田君と肩を組むような感じで袖に引っ込むのを見たら、なんかじ〜んときましたよ。あの二人も栄長さんが引き寄せてくれたお二人ですしね。
それと、私は意外に思ったんですけど、すみよさんと市橋さんもきちんと話したのは初めてだったとか。ちょっとびっくりでした。
でもすみよさんが、市橋さんいい人で〜みたいなことをおっしゃられてたのも嬉しかったです。
受付には五十嵐尚子先生も明るい笑顔で挨拶してくださったり。
なんかとってもいい会になってきていると思いますよ。
聴く人のことをより大事に考えて企画されて来ている。といいましょうか。
でもあまり頑張りすぎませんようにね。
まわりには素晴らしい人がたくさんいますから。
これからも頑張ってください。
あのレッドドレスのお姿、メーテルにもひけをとりませんでしたよ(笑)
またおじ様ファンが増えましたよ。きっと。
ありがとうございました。
