第46回 新潟県音楽コンクール 第3部&フィナーレ私的雑感。
なんか管楽のとこの雑感はかなり超個人的になってしまってますね(笑)
それにしても小武内さんは賞をもらって当然の方だと思うんですけどね。
そんな第2部も終わって
最後まで空腹にならない為にはここの第3部までの20分間休憩で食事をせねばならん!
と私の経験上により、ここで6階「柳葉亭」さんへ駆けこみ。
買ってあった山崎ハムカツパンを食す!(けっこうこれ好き)
そしてすばやくまたホールへ。
いよいよ最後のクライマックス第3部はまずピアノ部門高校生の部。
私のここでの一番の期待は長岡高校1年生の末武さんでした。
小学生の時に弾かれた力のあるメンデルスゾーンを聞いてからいつも注目している方です。
音が光るタイプの方ですね。そしてスピード感がとてもあります。
今回はショパンのスケルツォの1番。なかなかいい演奏でしたよ。
でもやはり今回は1年上になる長岡大手の2年の鈴木桃子さんが同じ曲を弾かれていました。
鈴木さんの方が少し上だったと思います。一日の長があるという僅差ですけど。
鈴木さんの演奏はとても表現力がよくて丁寧でした。派手でない所を耳を傾けさせてくれる演奏と言えばいいでしょうか。いいスケルツォの1番でしたね。優秀賞おめでとうございました。
末武さんはとても個人的に好きなタイプです。まだまだこれからです。奨励賞おめでとうございました。
そして最後はピアノ部門一般の部。
今回は予選が超困難なものであったため本選出場は3人。
ですからこの3人はその時点ですごいんです。
結果としては
二宮麻里子さんが優秀賞、清水明日香さんが最優秀賞、柴野絢子さんが大賞となりました。
3人とも受賞したというのはやはりレベルの高さを感じさせてくれることです。
うーんここに関しては私も詩的雑感としていろいろなことを思いました。
予選での二宮麻里子さんは圧倒的だったと思います。これは私だけでなく予選聞かれてた方何人かの知り合いの方も皆さんそうおっしゃってました。
本選での難しさみたいなものを感じました。ほんとうにいいピアニストさんなんですよ。
清水さんは個性的なショパンのバラード1番でした。
最優秀の菜にふさわしい出来の演奏だったと思います。
脇道にそれた超個人的なことですけど
バラード1番の生演奏を聞いたのは、この前のうちわコンで会場を涙の渦に巻き込んだ小林浩子さんの号泣バラード1番を聞いてから以来で、なんか私の中にはあの情景が刷り込まれててしまって、この本選で久々に聞いたらあの時のことが思い出されて泣けてしまいそうでした。。ひろこちゃん東京で頑張るんだよぉぉぉ。。。。って、もう頑張ってるっちゅーにね(笑)
で見事大賞を獲得した柴野さん。
おめでとうございます。
実は発表待ちの時に一緒にいて、いろいろと話してたんですよ。
「どーする、大賞だったらぁ〜」
なんて緊張を解きほぐそうと冗談を言ってたりしたんですが。。
ほんとに大賞で柴野さんの名前を呼ばれた時はびっくりしました。いや想像はしていましたが。
たしかに弾かれたスクリャービンの4番の演奏は見事でした。
練りに練られた、そして文句の付けようの無い演奏でしたね。
この曲にかけた柴野さんの想いと熱意が充分感じられた演奏でした。
この前のうちわコンでもこのスクリャービン4番弾いてもらったんですが、その時とはまるで違っていました。
この曲1本にかけるパワーは凄いものがありましたね。
おめでとうございます。
受賞者コンサートではたぶん30分くらいの枠があるでしょうから、何を弾かれるのか楽しみにしています。
受賞者コンサートは11月12日(土曜日) だいしホール です。
この結果ですと出演者は
大賞の柴野さん、県知事賞のピアノ安原さん、管楽のクラリネット吉田さん、最優秀賞の声楽高橋さん、優秀賞の弦楽石井さんというメンバーになりますでしょうか。
どうぞ聴きにいらしてください。
コンクール選考会の後はゲスト演奏。
今回はトランペットの本間千也さん。佐渡のご出身の方です。東京コウセイの団員の方でもありますね。
伴奏はパイプオルガン野田美香さん。
本間さんもパイプオルガンの演奏者のとこから吹かれてました。
いやぁ〜私は県コンはいつも前から4列目くらいの席で聴いているのですが、パイプオルガンをこんな1列目前で聞いたことが無かったんですよ。
なかなか上方から降り注いでくる音のシャワーは心地良いものでした。
これでシートがリクライニングなんかしちゃって、足も伸ばせられたら最高ですよ〜(絶対に寝る。。w)
表彰式
審査委員長である音楽評論家の平野昭さんからの講評をちょっとかいつまんで書きますね。
3点ありました。
まず
演奏時間について。
各部門には何分以内の曲で〜という制約があります。
例えばピアノ一般であれば12分以内と。
ここでその枠を少し位越えてもそれは大目に見ましょう。
でもとても短いのはちょっと考えてください。とのこと。
これは昨年もおっしゃられてましたね。
仮に8分枠であった場合、8分ギリギリまでの曲を暗譜して来る人もいるのい、4分くらいの曲だけで出てくるとなるとフェアではなくなる可能性がある。。。ということ。
たしかにそれはそうでしょうね。
ただ
そうなると、これは主催の方のことになると思うのですが、多くても大目に〜とか何分以内でばらつく〜というのは曲提出の段階でなんとかチェックできないものでしょうか。
それと大目に〜とか言われて、大目になったら減点されたということも過去にありました。
こういうとこってもっとはっきり出来れば良いと思うんですよね。
いつも思うのはピアノ一般の時間枠12分って微妙だな〜ということ。
12分枠となるとだいたい長くても10分くらいの曲で選ぶケースが多くなりますよね。
超えてはならない!ということが頭にあるから安全な時間ということで。
大目にみますって、どの位多めに見るかをはっきりわかればいいと思うんです。
でもそれはあやふやになってしまう。なら1分越えはオッケーとかにするとか。
明確なラインが無いと混乱しませんかね。
個人的には12分内で!となるとショパンのバラード4番とかリストのスペイン狂詩曲とか私の好きな曲は除外されてしまうのでちょっと悲しい(笑)
ちょっといつもその時間の話を聞いてて、あいまいな感じをうけてしまうのです。
講評第2は
本選に出る方はりゅーとぴあのホールで弾くんだということを念頭に置いて練習しましょう。
ということでした。
やはり大きなホールで聞かせる為には音の力が必要です。遠くの客席にまでその力を届ける。
そのために練習の時から意識してほしいということでした。
当然こんなおっきなホールの練習室を持っている人なんかいないでしょうが、そこを
工夫して考えてくださいね。ということでした。
講評第3は
合わせものではソロの方は伴奏者さんともっと話し合ってくださるとより良いものが出来るでしょう。
とのことでした。
だいたい伴奏を頼まれる場合、そのピアニストさんはベテランのプロの方とかだったりして、ソロの方が遠慮される場合もあるかな〜とか勝手に思ったりもしたのですが。
やはり二人が丁々発止の演奏を繰り広げれば高まった演奏になりますよね。
昨年の木野裕り乃さんと渡部未玲さんの演奏なんか、素晴らしかったですよね。まさに丁々発止!
あの演奏派素晴らしかったですね。
と、その3点が平野氏の講評としてありました。
全部終了したのは8時近く。
今年のコンクールも面白かったです。
演奏された皆様お疲れさまでした。皆さん精一杯の演奏でした。
来年も頑張ってください。
また来年こそは!と思われていらっしゃる方も多いと思います。
どんどんチャレンジしてみてください。
最後に
現場責任者のandouさんもお疲れさまでした〜。
以上私的雑感です。あまりお気になされませんように。。

コンクールとかと無縁ですが、与えられた条件の中でできるだけ良い結果を出すという意味では、同じだと思いました。講評も、なるほどと参考になりますね。
何が良い結果かという問いもあり、条件を有利に持ってけると良いなとかもありますが、自分に都合のいい設定はなかなかないですしね。
りゅーとぴあホールでリコーダーか..とちょっと想像してみましたが、絶対的に音量は足りないでしょうね。
ただ、届けようとしたのとしないのでは、やっぱり印象が全然違うとは思います。
たしかに疲れるのですが、毎回いろんなことを考えます。
コンクールの意義みたいなものも考えますね。
リコーダーは管楽器部門でちゃんと受付可なんですよ。
ぜひ来年はCantiさんりゅーとぴあ本選へ!!
ありがとうございました。



