う~ん、ちょっとこれ心配な気が。。。
と思うことが。
1947年5月27日
この日付ってヒストリカルファンならご存知ですよね。
もう頭に入っていることとして。
話を進めると
今月の26日にキングさんから「フルトヴェングラー至高の遺産」というシリーズが発売になります。
20世紀最高の指揮者フルトヴェングラーのいくつかが発売されます。
トップになってるのは北ドイツ放送交響楽団とのブラームスの1番。
まあこれはなかなか入手できないこともあったので喜ばれるでしょうね。
問題はその次。
ベートーヴェンの交響曲第6番と5番(1947年ベルリンでのライブ)「歴史的復帰演奏会」
とあります。

戦後、ナチ嫌疑がかかったため楽壇に復帰がすぐできなかったフルトヴェングラーが復活したベルリンフィルハーモニーの歴史的演奏会!!
であるわけなんです。
たしかに間違いがありません。
フルトヴェングラーの録音の中でも「復活の運命」は「ウラニアの英雄」「バイロイトの合唱」と並んで有名な名演。いやいやそれ以上。
クラシックヒストリカル界の帝王というべき大名演です。
ところがその壮絶きわまりない「復活の運命」は
1947年5月27日。
そんで今月出てくるのは1947年5月25日。。。。違う演奏なんですね。
でもたしかに復帰演奏会は25日だから間違いではない。。。うん、正しい。。
なんですが
演奏自体は月とすっぽんなんですよね~
27日の伝説的な演奏と比べると25日の演奏はぎっくしゃくして、なんとも居心地が悪い。
そもそもずっと廃盤になってましたからね。
資料的なものとしてはこの発売はいいことなんですけど。
だから広告には日付まで記してほしかったなぁ。
この25日の演奏を聞いて「あぁこれが伝説の名演かぁ~」と勘違いされる方がいらっしゃらないことを祈ります。
27日の演奏はいくつかのレーベルから出ています。
個人的には平林直哉復刻グランドスラムのものをお勧めしたいところですが、もう完売になっているので、ここはやはり本家のDGのものにしておきますね。

私はこの27日の演奏を中学2年生のときに聞きました。
それまでカラヤン&フィルハーモニアの演奏で運命を聞いてた私は衝撃的でした!
も~ぶったまげました。こんなにクラシックってすごいの?
と思ったものです。
幸せだったのはファーストチョイスでなかったことですね。
なのでまだこの1947年5月27日の「復活の運命」を聴かれたことが無い。
そういう方は幸せですよ。これから聞けるんだから。
ヒストリカルってなんか気持ちを熱くさせてくれるものがありますね。
でも生きている現役を聞くことも大事です。
両方うまく楽しめればと思っています。
先週末は2割引セールをしましたが、今週末はちょっとしたセール品を準備しています。
といってもナクソスのセール品をつくっているだけですが。
もしよろしければワゴンに入れてありますので、ご覧ください。
明日はいい天気でありますように。

風邪はちょっとはよくなりました?
特にフルトヴェングラーって一日でも違うと全然違うんですよね。
見ましたか!セカンドヴァージン。なんかもうどろどろがでっかくなりすぎてきた感じがあります。
はっきり言って最初の頃のほうが面白いです。
心理的なニュアンスが「わかるわかる」みたいなところがあって。
今回はもうサスペンスドラマみたいになってたでしょ。
そ、それにしてもドクターKさん、、、誰にご自分を重ねてらっしゃる(笑)
鈴木京香さんはあの大柄な感じがいいですよね~
もうデビュー時からの大ファンなのです。
ありがとうございました。

レンタルになったらぜひ!
今のペライアはとてもいいですね。このブラームスはまだ聞いていませんが、いつか手に入れたいと思っています。
ありがとうございました。