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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

最近のDGの話題盤を。

またまた書く時間が無くなってきた〜
現在家のラインが調子悪くてネットに繋がりにくくなっているんです。とほほ。。
でもその分、読書とかに時間がとれたりといいこともあるんですけどね。
ちなみに今好きな作家は木下半太。
とてつもなくどたばたな小説です。昨年「悪夢のエレベーター」が映画になりましたね。
でもあの映画って笑っちゃうほどまじめに作ってあるんですよね。映画見た人が原作読むと「なんじゃこれ?」と思う事でしょう。
読み終わると、あーまた時間の無駄使いをしてしまった!と思いつつ、新作が出ると買ってしまうんです。
絶対に芥川賞とかとることは無いでしょう。でも好きなんだなぁ。
そのドタバタを読んでみたいという方は木下半太お勧めです。
中でも「悪夢の観覧車」は例外的にまっとうな名作! 他はみんなドタバタ関西アクションものです。
ちなみに私の知り合いに読ませたら「なに、この展開。。」と失笑してました。
最新作は「悪夢の商店街」!

と前振りはそのくらいにして。
最近の面白いCDをご紹介。
実は最近面白いものがかなりあるんです。全部今書いてる時間が無いので今回はクラシック界の大御所DGレーベルのものからいくつかご紹介。
まずはこちらのきれいなお姉様から
最近のDGの話題盤を。_e0046190_2074474.jpg

エレーヌ・グリモーの最新作です。
収録はモーツアルトのピアノソナタK310,ベルクのピアノソナタ、リストのソナタ、バルトークのルーマニア民俗舞曲。なんか面白い組み合わせですね。
特に個性的なのはモーツアルト。たぶん世のモーツアルトマニアの皆さんからはこの1楽章は好かれないかもな〜と思うんですがどうでしょう。
普通頭に思い描くあのK310の出だし、グリモーはちょっと違います。ウイーンっぽさを感じさせない演奏ですね。でもけっこう聞いてるとこれもありかと思いますけどね。
ベルクとリストはとても明晰で、かつ力強くもあります。でもリストのソナタは同じDGで出たユジャワンの個性的な演奏を思い出すと、ちょっと模範的かも。バルトークはこれなかなか有名なピアニストさん録音しないケースが多いので新録音が出たのはうれしいですね。それに演奏もいいです。
グリモーまた新潟に来ないかな〜りゅーとぴあさん呼んでくれないかな〜。。。(実はファンだったりする。。)

続いて前にも出しましたがこちら
聞いてビックリ!
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レ−ピンとルガンスキーによるヤナーチェクとグリーグとフランクのソナタ。
あの辛口のIANISさんも凄いよ!とおっしゃられてました。
たしかにこの二人なら悪いわけ無いだろうな〜。。。と思って聞いたら
とんでもないです!すっごくいい!!この3曲とも同曲のベスト1になるといっても過言ではありません。
よく聞くフランクのソナタなんかオイストラフ&リヒテルに対抗出来るのはこれだけではないだろうかと思いますよ。録音も含めたらフランクのソナタではこれがベスト1だと思います。ヴァイオリンもピアノも共にこれはすごいです。

次はちょっと変わったものをパーカッションの新星。
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マーティン・グルビンガーと読むのでしょうか。
ドラムス チャント というタイトルのこの1枚。
見ただけではなんじゃ?と訳分からん1枚だと思います。
パーカッションのリーダ−CDだということは想像出来ますよね。
でもチャント?  グレゴリア聖歌とのドッキングなんですけどね。
そこに複数のパーカッション奏者、オーボエ、トランペット、トルコヴォーカル、ベース、アフリカンドラムなどが入り交じってます。
説明は難しいです、が、面白いです! オーボエとのパーカッションとの曲なんか爽やかでいいですよ。
打楽器好き以外の方でもお勧め出来る1枚です。

最近のDGの傾向として、若手主体ということがあります。
ヴィジュアルで売ろうとしているのか!という意見も聴こえますがヴィジュアル良くて音楽よければ最高ですよね。
それに今の演奏者さんってみんな面白いですよ。50年後にまで残る歴史的名盤は少ないかもしれませんが、今という時代に聞くべき価値のある人は多いです。それにほんと面白いです。

それと
インターナショナルでの発売ではなくて、ローカル発売でのリリースというのがとても多くなってきています。
先日のカシオーリなんかもドビュッシー、ショパン、ベートーヴェンと最新のものは全部イタリアローカルだったので、最初だけ入荷するんですが、その後は全く入ってきません。
だからあまり御勧めするにはリスクが大きいのですが。。でもせっかくいいものなので入手はままならないですが、二つほどご紹介。

まずは、なんでこれがローカル発売なんだという感じですけどね。
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チョン・ミョンフン指揮フランス放送Oによる「春の祭典」と「展覧会の絵」
インターナショナルで出してよ〜って感じですけど。ローカル発売です。ぜひ早めに。
演奏はいかにもチョンミュンフンと言った感じの速めのテンポでぐいぐい押してくる演奏です。
ただその分、しなやかなところとかがキラッと光るいい演奏です。
これは全世界発売にしてほしいですよ。

最後にこれも入荷して来ない。。。私が今一番かっこいい!としびれているアルバムです。
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「SONANTA SUITE」というアルバムです。
フラメンコギタリストとして頂点にいるといってもいいトマティートのアルバムです。
フラメンコだから歌だって入りますよ。
そしてそこにポンス指揮スペインナショナルオーケストラが入る!!
曲なんか最後にピアソラやってますけど、それまでもわかる曲なんか1曲もありません。
でももースペイン全開バリバリ!!って感じの実にいかしたアルバムです。
正調クラシックとはいえませんが、ラテンの熱き魂がギター、歌、オケ一丸となって迫ってきます。
これほんとに面白いですよ。ぜひお勧めしたい!!!  でもなかなか入って来ない。。

DGだけでもこれだけあります。
他にも色々あるんですよ。また次の機会にご紹介します!
次回はりゅーとぴあさん関連で新しいチラシがたくさん出たのでご紹介する予定です。

さむーい! 体調管理に気を付けましょう。
by concerto-2 | 2010-10-28 20:36 | CDの紹介 | Comments(0)