ツィメ様のCD。
日曜日のコンサートがあってから、俄然ツイメ様のCDが売れました。
そして問い合わせもあるのです。
今日も「ショパンのノクターンかマズルカのが欲しいのですが」。。。とのこと。
無いんですよ〜。
音楽の友誌のアンケートで「現代のショパン弾き」No1に選ばれたツイメ様ですが
ショパンのCDとなると現在生きているのは3枚しかありません!!
まずこの前ブログに紹介した
「バラード全曲、舟歌、幻想曲」。これが現在入手可能なショパンのソロもので唯一なんです。これっきゃありません。
あとは協奏曲の1&2番。これの19才の頃のと例の弾き振りの。
なのでショパンは3枚です。
あと何があるかといいますと
ソロではシューベルトの即興曲集
リストのピアノソナタを含む作品集
ドビュッシーの前奏曲集
協奏曲ではベートーヴェンのピアノ協奏曲が1〜5まで全曲あります。
ブラームスのピアノ協奏曲は若い頃の2番、そして最近の1番。
ラフマニノフのピアノ協奏曲1&2番
ルトスワフスキのピアノ協奏曲
リストのピアノ協奏曲1&2番
バルトークのピアノ協奏曲第3番
ラヴェルのピアノ協奏曲(ラヴェルのソロ曲も数曲カップリング)
シューマン&グリーグのピアノ協奏曲
これが協奏曲全部です。
あと伴奏ものでは
フランク&シマノフスキのヴァイオリンソナタの伴奏(Vnはダンチョフスカ)
Rシュトラウス&レスピーギのヴァイオリンソナタ(Vnはチョンキョンファ)
と、これが今現在のツイメ様の全部です。(厳密に言うとウエーベルンでもう一つオムニバスに入っているのがあるのですが)
35年に渡るキャリアにしてはとっても少ないんですよね。
しかもツイメ様はせっかく録音したものでも、最終Okを出さないためにお蔵入りになっているものが多いんです。
ショパンの2&3番も昨年あたりに録音も終わっていたのにOKがもらえずお蔵入り。きっとDGは今回のツアーで記念盤として発売してたくさん売りたかったと思うのですが。
数年前にクレーメルとブラームスのヴァイオリンソナタ全曲をやった時にも録音したと言う話がありました。(結局しなかったという話もあります)
それなんか、もしあるのであれば出してほしいんですよね〜。。
ブラームスのヴァイオリンソナタの録音でピアノパート、リヒテルを越えれるのはツイメ様だけだと思うのに。。
まぁそんなのがけっこうある上に。。。過去のものでも廃盤にして出し直しされないものが、これまたけっこうあるんです!!
ツイメ様そこまでこだわらなくていいじゃん!とか思っちゃうのですが。
さっき書いたものでも「あれ?ブラームスのピアノ協奏曲第1番の若い時のはないの?」とか思われる方もいらっしゃると思いますが、今カタログ落ちしてるんですよね。
それにショパンものでもワルツ集だって過去にはあったのに。。。
モーツアルトのソナタもあったし、ショパンのピアノ協奏曲第1番だって、もう1種類ありました。
こういうのってもう出ないのかな〜もったいない。
おまけに新譜!!
昨年の秋に出る予定で、もうジャケットも発売日も決まっていて、レコ芸にものったし、業界にはもうオーダー依頼もグラモフォンから来てたし、ほんとに発売するだけだった。
バツェヴィッチの作品集。
もう予定日を半年過ぎて音沙汰がない、、出ないのかなぁ。
たしかに録音作業はもうやりたくないというようなことをインタヴューでも言われているツイメ様。
そんなこと言わずにお願いしたいなぁと思うのは私だけではないと思うのです。。。
で、ここまでお読み頂いた方で「おいおい、あれを忘れてるじゃないか〜」と思われてる方いらっしゃると思います。
わざと書いてません。
現在入手不可になっているので、私が聞きたいなー!と一番思っていたものがあります。
それは
ブラームスのソロ作品集!!!
ブラームスのピアノソナタ3曲とスケルツォとバラードの作品10番。
これこの曲たちのベスト!!だと言っても良い録音ですよ。。。が、ツイメ様やっぱ気に入らないとこがあるんですかね?現在入手不可。。廃盤になるとわかってれば買っておいたのになぁ。。
あ〜あ、、と思って、御客様に話したら
「あるよ」
と一言。
お借りしましたー。
やりぃ!

スケルツォop4なんかこれが一番いいと思うなぁ〜。
また再発して欲しいです!
で、どれがいいですか?という質問には
私はソロならショパンのバラード集、協奏曲ならやはり弾き振りのショパン協奏曲かなぁ。ものすごく個性的ですけどね。19才の頃のもほんといいですけどね。
それ以外となると、私はこれを推します。

シューベルトの即興曲集です。
これいいですよね〜、激烈にいいということではなく、ふつ〜になんとなくいいといったらいいでしょうか。
刺激的でなく、落ち着いた技みたいなものを感じます。
もちろんツイメ様は技術的にも凄い人ですけど、そういったものを前面に出して来ない感じが、また魅力なんでしょうね〜。
今頃はぎろっぽんのご自宅で「疲れた〜〜」とか言いながらゴロゴロされてるんではないでしょか。
次はサントリーホールですからね。頑張って下さい!(って知り合いのように言う私w)
さって次は映画の話とマルチンのこと。。。あとまた新たなるコンサートのこともあります。
今夜か。。明日にでも書きます。。あぁマルチンから言われた事が記憶からこぼれて行く。。
映画の次にしようかな。。マルチンはあさってとか。。
ま、マルチンには昨日、高いカレーライスをおごってやったので勘弁してくれるだろう(千円以上もするカレーなんて!!ボンビー人は嘆く。。)

マルチン大作ですぅ。
私も千円以上するカレーって、
ほとんど目にしないし、食べない。
いやー、ホント、ごちそうさまでした。
美味しかったし~♪
宣伝していただけるのでしたら、
勿論、待ちますよ~。
明日?明後日?
頼みマース◎

ご紹介頂き、とても光栄です!昨日の演奏会もおかげさまで定員を超える方にお越し頂き、満開の薔薇に囲まれて華やかに開催することが出来ました。本番前にコンチェルトさんにお会いできたから、幸運をわけていただけたようです。ありがとうございます!抱擁
ツィメルマンの演奏会行きたかった!
《ザ!男の美学・漂うダンディズム・上質のコーヒーブレンド》
名言ですね
ロマンティシズムの中に燻銀の高潔さと孤高の魂を思わせる、甘美になりすぎない品格あるショパン弾きは、リパッティとツィメルマンが威光を放っていると思っています。
バラードはもちろん、ショパンの舟歌の、死と隣り合わせの漠とした夢想の中で浮かびあがる幻想的な幻影。淡い靄の陰影の中にヴェネツィアのゴンドラのゆれ漂うリフレイン。かつて愛した人を乗せたゴンドラの影とすれ違いゆくような、この世のものとは思えない甘美で孤独な愛と死の詩。晩年ショパンのこの舟歌を見事演奏してくれるのは、リパッティとツィメルマンではないかと。
お勧めのシューベルトの即興曲集、聴いてみたいです。
さすがは柳本さん!文章にも高貴さが漂っていますよ!
私なんか食べ物がらみですからね(笑)
ただ今の私はダンディズム・ツイメ様もいいですが
「ザ・女の情念!石川さゆりの世界」イリーナ・メジューエワ!
にはまっています。
これからのご活躍楽しみにいたしております。
ありがとうございました!