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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

最近の入荷から。

蒸し蒸しする今日、木曜日。
お昼に先日の新潟室内のコンサートでもがんばってチェロを弾いていたANDHYPENリエゴンさんが来られました。
明日お仕事の関係で東京に旅立たれるのでそのご挨拶にです。
また一人新潟を離れて行くのか。。。残念だけどがんばって下さい!
ただ来月の新潟交響楽団には参加されるとの事です。いつかはまた戻ってくるかもしれないけど、とりあえずは新潟での最後の勇姿!聴きに行きますよ。
向こうでもオケを探すというので、もしどのオケか決まったら連絡くださいね。

最近とても面白そうなCDがいくつか入って来ています。ちょっとまとめてご紹介。

まずは
もーいいじゃん〜という声も聴こえて来そうですが、ショパン!!!

まずこの2週間くらいの間で一番繰り返し聞いたCDがこれなんですよ。
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ヤン・リシエツキがソロを弾いたショパンのピアノ協奏曲第1&2番です。
バックはハワード・シェリー指揮シンフォニア・ヴァルソヴィア。
発売元はポーランド国立ショパン協会。
この1枚、なかなか良いのですよ。
まずソリストのリシエツキですが、この前の浜松国際で3位に入ったと思いました。
こんな人。
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なんかかわいらしい感じがするでしょ。でも男性です。ただ。。。若い。。。
現在15歳。で、この協奏曲の録音は2番は13歳、1番は14歳の時の録音です。
若い!というかまだ中学生ですよ日本で言えば。
そんなリシエツキ君の演奏はというと、一言で言って
「なんか、いじましい〜」
というのが私の印象です。
アルゲリッチのようなパワーはありません。ツイメ様弾き振りのような深淵な感じも皆無。
だからこのCDが今後名盤列伝に名を残す事は無いでしょう。
でもこの演奏には少年の夢や憧れがあるのです(と思う)
なんか、く〜〜〜初恋はすっぱい味だぜ!みたいななんともいえない感じであふれている演奏です。
考えてみればこの協奏曲を作曲したショパンはまだ20歳やもうちょっと前の頃。
そう思うと激烈なる演奏や深い演奏というのは、この2曲に関してはどうなんだろう?とふと思ってしまいます。
俗にいわれる凄い天才少年ものというのともちょっと違う初々しい1枚です。

でも大人の素敵なショパンもいいもの最近登場しています。
まずはこちら、ちょっと前に出て、いつもすぐ売り切れてます。
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ルイ・ロルティのショパンです。前の方のが最新盤です。ノクターンとスケルツォ全曲、そしてソナタ2番が収録されています。ファッツィオーリの豊かなサウンドと切れ味鋭いロルティの持ち味が絶妙なブレンドになっています。ロルティって密かに人気あるんですよね。

そして今日入って来ました!!
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イリーナ・メジューエワの最新盤、ショパンのノクターン全集です。
いかにも「ザ・ノクターン」という素晴らしい演奏です。これは夜聴くべき演奏です。。ノクターンだからということもありますが。
それにしてもメジューエワと製造元の若林工房さんのタッグって、今世界最高のチームなんではないでしょうか。
もともと若林工房さんってメジューエワの録音をするためにできた会社で、そこにコロンビアの岡田さんと言う日本の録音界の神様を招いてCDが作られています。
このチームのCDは1枚1枚が「作品」といえると思います。

続いてヴァイオリンもの。
ヴァイオリンだと、なんといっても今日入荷して来たこの1枚が大注目です
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ヴィクトリア・ムローヴァのベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第3&9番「クロイツェル」
ムローヴァスタイルとも言うべき、古楽器&奏法を取り入れた演奏です。
これがなかなか力強くていいんです。ベートーヴェンというよりバッハ聞いてるみたいな気になる演奏です。
伴奏はフォルテピアノで、ごつごつした音がベートーヴェンぽくていいです。
やはりムローヴァ、肉食系ですな。

我が日本のホープも新譜が出ました。
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五嶋龍さん3枚目のアルバム「パガニーニアーナ」
収録されているのはミルシテイン作曲の「パガニーニアーナ」、ベートーヴェンの「春」、サンサーンスの1番ソナタ、序奏とロンドカプリチオーソです。
なかなかがんばっています。
お姉さんもなにか出して欲しいとこですよね〜。

チェロではちょっとマニアックなものが新発売になりましたよ。
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ドヴォルザークのチェロ協奏曲です。
ん?いわゆるドボコンでしょ。なら珍しくは。。。
でもドボコンは2曲あることをご存知でしょうか。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲もそうなんですが、あまりに後に出来た弟が有名なために
若き日に出来た兄貴が全く知られていないのです。
第何番とか番号すら振られていないのもかわいそう。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(1番)はそれなりに少ないですがCDは出てます。
でもこのドボコン(1番)はなかなかないんですよね。なので今回貴重です。隠れた作品マニアの方にはお勧めですよ。

最後は歌もので。
歌ものといっても、これはユニークなものです。
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NAXOSの今月新譜の中より
「マリリン・モンロー オリジナル・レコーディング集1953−1958」
です。
NAXOSなかなかグッジョブです!
モンローは歌手でもあった。ということを再認識させてくれる1枚ですね。
ちょっと気分をほっとさせたい時にいかがでしょうか。

最近の入荷から一部をご紹介しました。
でももっともっとあります。
なるべくご紹介するようにしないといけませんね。
がんばります!
by concerto-2 | 2010-05-20 18:55 | CDの紹介 | Comments(0)