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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

新潟メモリアルオーケストラ 第19回定期演奏会

とタイトルに書きましたが
同時に「合唱団にいがた 結成15周年記念コンサート」でもあるようですね。

そんな記念のコンサートは「へー!」と思う事があったコンサートでした。

開演前
新潟メモリアルオーケストラ 第19回定期演奏会_e0046190_19372387.jpg


プログラムは
ホルスト作曲 組曲「惑星」

ハイドン作曲 オラトリオ「四季」(抜粋)

アンコールはありませんでした。
とても意欲的で、オーケストラと合唱団とが合体するとこういう内容になるというプログラムですね。
普通のコンサートではなかなか聞けません。私も四季は「春」しか、惑星では火星と木星しか生で聞いたことがありませんでした。
そして指揮は巨匠、山岡重信御大。現在の演奏潮流なんか関係ない!前世紀ロマン派な山岡節がうねります!
かってはあまりに長いタイミングの取り方で最後の1音の前に終わりかと思った聴衆から拍手が起きたこともありました。
今日の演奏も振幅が大きい所が随所にありましたね〜

そして「へー!」と私が思ったのはホルストの惑星。
火星が盛大に終わったら。。。あら?続くの金星が。。
さすがに木星だけは単独での演奏でしたが、後は全部続けての演奏でした。
へ〜これって聞く方はいいけど、やる方は大変なのではないのかなぁ〜
しかし演奏はよかったですね〜、まぁ細かいとこをいえば色々とあったかもしれませんが、御大のスケールの大きなテンポ感には感服です。
最後の海王星での合唱はステージ上では無くバンダ(ステージ裏)での合唱。雰囲気満点でいい効果でした。

ハイドンは全曲でなく抜粋もの。特に夏と秋は2曲のみ。
合唱団の皆さんも今度はステージ上に全員のられて、そして3人のソリスト。
思わず年末のメサイヤ思い出しちゃいましたね。
あまり聞かない曲だったので新鮮でした。思わぬとこで「驚愕」交響曲のテーマが出たりと。
盛大なる合唱でおわって、めでたし、めでたし。

新潟メモリアルオケさんの次回は来年9月26日、山岡御大とのマーラー交響曲全曲演奏シリーズ第3弾!
交響曲第2番「復活」
の登場です。
またいつもの重圧でダイナミックな演奏になると思います。
ほんとのほんとに山岡さんの演奏は新潟演奏史に歴史をつくっていってます。
山岡さんの復活交響曲。これは盛り上がりますよ〜。
ぜひ御大にもお身体には気をつけていただき、いつまでも凄まじい演奏を聞かせていただきたいものです。

さて次のオーケストラ公演は日曜日の新潟ジュニアオーケストラさんです!
すごいですよ!お楽しみに。
無料です。でもぜひ整理券をお持ち下さい。当店にもありますから。ぜひジュニアオケ聞きにいらしてください!
Commented by Nobui at 2009-09-18 10:51 x
新潟メモリアルオーケストラ演奏会、当方も聴いてきました。「惑星」については、当方もCD(ボールト指揮、ロンドンフィル)を持ってはいますが、最近は聴いておらず、しかもナマでは初めてでした。それぞれの惑星に関する神話において惑星がどのようにとらえられていたかや、宇宙の空間感覚等もよく表現された曲だと思います。なおこの曲は最近ではNHKの「クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス」でもとりあげられていました。ホルストはこの曲がヒットした後、同じような曲を書くように勧められたものの、自分の書きたい曲は宗教曲等であるとして、同工異曲のものは書かなかったとのこと。このようなことは芸術の分野ではよくあることではないでしょうか。
ハイドンの「四季」は初めて聴きましたが、巡る季節の中に生きる農民の感情等が良く表現された曲だと思いました。
佐藤さんがいつもの定位置で聴いておられたのをお見かけいたしました。
Commented by concerto-2 at 2009-09-18 20:08
これはこれはNobui先生に見つかってしまってたようですね。
(目立たないようにいたつもりですが 笑)

ホルストの作曲したものの中で「惑星」の位置づけですが、あんな曲はもう作ってないんですよ。
きっと惑星のイメージで他の曲を聴くと「地味だな〜」と思われると思います。
なのでむしろ「惑星」という作品がホルストの中では異常なる作品だと思ってます。
イギリス音楽ファンの人で「ホルストに駄作無し!」と豪語されてる人をネット上で見た事があります。たしかに!!
ホルストの惑星以外の曲は実に上品でシックな佳品ばかりです。
かと思えば「日本組曲」とか「ベニ・モラ」とか異国情緒あふれるのもあったり。
ホルストの「普通」の曲ももっとやってほしいものです。
先生ありがとうございました。
by concerto-2 | 2009-09-13 19:37 | 演奏会のこと | Comments(2)