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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

新潟中央高校学内演奏会

今日、金曜日は初めての体験をしました。
今、ちょっとしたことで医者に通っているのですが、今日採血があったのですね。
なんと!今日は手の甲の血管にあの太い採血用注射をぶちゅ〜っと。

「今日は手の甲からとりますね」と言われた時
「えっつつつ」と心の中で叫んでしまいました。
もちろんいい大人はそんなことで泣いたりしませんが、やはりいい気はしませんね〜。
針を抜く時がちょっと痛かったです。

そんな思いをしたり雨風でびちょびちょになったりもした金曜日ですが
夕方4時から新潟中央高校さんで行われた
「第55回 学内演奏会」
に行ってきました。
前回はじめて公開と言うことを知り行ったのですが、なかなか面白かったんです。いろいろな意味で。
今回もとても楽しかったです。というより感心しましたね。
みんな一生懸命だな〜って。

内容については細かく書きませんが、前回以上に出演の学生さんがバラエティにとんでました。
ピアノ、声楽はいつもの通りメインではありますが、その他にもマリンバ、トロンボーン、小太鼓、コントラバス、クラリネット、テューバなどのソロ演奏がありました。
それだけの楽器を一同に聞けると言うのもそうそうありませんからね。
そして最後のトリは今年の新潟県音楽コンクールでピアノ部門最優秀賞を獲得された小林浩子さん。
曲は先日の受賞者コンサートでも弾かれたショパンのスケルツォ第1番。
技巧的にとても冴えたテクニックを持ってますね。
鮮やかな演奏でした。
将来が楽しみです。小林さんお疲れ様でした。

そういう最後のスペシャルな上手い人を除いて、私が今回「なんかいいかな」と思ったのは2番目に出られてカリッシミを歌われたソプラノの齋藤さん。
チャーミングな声質されてますね。

たしかこの学内演奏会は今年はこれが最後らしいです、来年も来れる時は聞きに来たいと思います。
こういう音楽にうちこめる環境があって、こんなホールで発表できるというのは幸せなことです。皆さん頑張って下さい。

レコ芸でましたね。
今回の大特集は「またかぁ〜」と思うようなカラヤン生誕100年の大特集。
買いにいった時、表紙を見て「うへぇ〜」と思わず口にしてしまいました。
なんだかんだ言って、結局は過去にぶらさがるしかないのかなぁ。
みたいな気になりました。これはジャズのスイングジャーナル誌なんかでも同じことが言えると思いますが。
いい風にとれば、それだけカラヤンの存在と言うのが唯一無比であったということなんでしょう。
新潟中央高校学内演奏会_e0046190_1945127.jpg

ちなみに隣に写ってるのは最近出た新書「カラヤンがクラシックを殺した」です。
正直言ってあまり面白くありません。
そもそも無理に難しく書こうとしてるきらいがあって、私も最後まで読まないかもしれません。
実はある依頼があって、今年のカラヤンブームについて意見を述べなくてはならなくなりそうなんです。
生前の頃から聞いている人のカラヤンに対する意識ってなんか複雑なものがあると思うのですよね。
私もカラヤンフリークではなかったし。
それに70〜80年代ってカラヤンだけが突出していなかったと思うのです。
ベームもいればバーンスタインもいたし、クライバーなんかも忘れた頃にぴょんと話題を提供したり、若手としてアバド、ムーティや小澤さんなども活躍してましたしね。
それを思うと亡くなって何十年もたったのに、こんな大特集が組まれる、まさに突出した存在です。こういう状況はどうなんだろう。。。。
と思うのです。
カラヤンについて。。。。う〜ん。。

私の基本的スタンスは「やっぱ今生きている人を先に聞きましょうよ」と思っています。
ヒストリカルも好きですけどね。

と、こめどくさい話になってしまいました。
そしてもう一つのスタンスは「地元の演奏者さんを応援しましょう」です。
遠くからこられる大物もいいけど、同じ地域に住むような人の演奏もぜひ聞いていただけるといいですね。
ちなみに私はりゅーとぴあにベルリンフィルやウイーンフィルが来て、同時刻にスタジオスガマタでトリオベルガルモの公演があればちっとも迷わずスタジオスガマタに行きます。
まぁそれも極端な例えですけど、ぜひ地元の方々の演奏会もたくさんあります。
足を運んでみていただけると嬉しいです。

そして土曜日は長岡交響楽団さんの演奏会があります!
ぜひ長岡リリックにおこし下さい!
Commented by こばやし at 2008-11-21 23:47 x
来てくださったですか!
気付かなくてすみませんでした(>_<)!
ご挨拶したかったです…
今日の演奏も、たっくさん課題の残るものでした(-_-;)
またお話できる機会があったら、ぜひ講評よろしくお願いします!
ありがとうございました。
Commented by concerto-2 at 2008-11-22 10:07
こばやしさん、ありがとうございます。
終演後にホール出口のトイレを使わしてもらってたんですね。
そんで、出たらそのすぐ近くでお友達と興奮して話し込んでる小林さんのすぐ近くを通ってたんですよ。
声をかけようかなと思いましたが、割って入るのもなんなので「よかったね」と心の中でつぶやいて(うっかっこいいー)帰って来ました。
やはりホールを後にしてた生徒さんたちが「松浜のスーパースターだぁ!」とかわいわい話されてましたよ(笑)
これからもいろいろと吸収して勉強して行って下さい。
テスト頑張ってね。
Commented by drei Buchten at 2008-11-23 12:21 x
『カラヤンがクラシックを殺した』、私もいま読んでいるところですが、かなり問題のある本ですね。でも、著者はカラヤン嫌いなのにあんなにたくさんカラヤンのディスクを聴いているのには、感心というか、同情してしまいます。嫌いなものを沢山買っていちいち聴くのは、さぞかしつらいだろうと(笑)。
Commented by concerto-2 at 2008-11-23 19:06
drei Buchten様ありがとうございます。
たしかにあの本はちょっと。。。な感じです。
でもあんな批判本が出るというのもカラヤンの存在が大きいという事ですね。
考えてみると今年は生誕100周年ですが来年は没後20周年!
もしかするとまだまだ引っ張るかCD業界!
という可能性もあるかもしれません。
ちなみにあの本でのクレンペラー、ケーゲルへの賛辞は「なんか過去にもどっかで読んだような〜」という感じでしたね。
きっと最後まで読まないかもしれません。。。
by concerto-2 | 2008-11-21 19:45 | 演奏会のこと | Comments(4)