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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

お帰りなさい!羽柴累さん。

うーん寒い日になりましたね。ここ数日。
この日曜日は新潟県政記念館で秋祝祭コンサートと題して、室内楽コンサートを行うのですが、演奏者の皆さんもこれでは寒いでしょうね。
日曜日にはちょっと暖かくなるという予報もありますが、暖かくして来て下さいね。

私が新潟関連の演奏者さんで大好き!ということでは五本の指に入る奏者さんが今戻って来てらっしゃいます。
ヴィオラ奏者の羽柴累さん!!
現在はウイーンで学ばれていらっしゃいますので、まだ学生ということになるのかな。
ヴァイオリン奏者として素晴らしい演奏をされていますが、専攻をヴィオラに絞ってらっしゃいますね。良い事だと思います。
私は数年前に累さんが弾くイザイのソナタを聴いて、もう一目惚れ(一聞き惚れ?)
当時はまだ桐朋の学生さんでいらっしゃいましたが、すごい!と思って、どこかで演奏されるという事を知ると欠かさず聴きに行ってたものでした。

とても力強く感情のはっきりした演奏です。弦楽器というと華麗とか優美というものも売りの一つですが、そういった感じではなく「ググッ」と内側に切れ込んでいくような深さ、鋭さ、良い意味での暗さみたいなものを強く感じさせる演奏をされます。
私は勝手に「新潟音楽界の藤圭子」と心の中でネーミングしています(うわ、気に障りましたらすいません)

一番多くの人に聴いていただいた演奏は新潟室内さんと定期でのブルッフのヴァイオリン協奏曲だと思います。
あれもなかなかいいと思いました。。。が
やはり協奏曲というものに慣れていないと思うのでファンとしては若干まわりに配慮した演奏になっていたかな〜ちょっとおとなしかったかな〜
という気がしていました。
それは仕方ないですね。

やはり聴くならソロ!!昨年の8月に帰国された時に当店のうちわコンサートに出てくれて
バッハの無伴奏チェロの2番をヴィオラで、イザイのソナタ3番と4番をヴァイオリンで弾いてくれましたが、目の前で聴いていてあまりの素晴らしさに息が詰まりそうでした。
個人的に昨年聴いた全ての演奏での第1位にも選びました。
後で聴いたらあの日は帰国したばっかりで午前中は倒れていらしたそうで、申し訳なかったのですが、全身全霊の演奏で震えがくるような感じでした。ありがとうございました。

後に鍵冨弦太郎さんがイザイを弾いたのも聴きましたが、累さんの演奏に比べるとものすごく軽さを感じてしまったものです。

昨年の暮れにも戻って来られて、その時はバッハの無伴奏チェロの5番(だったかな)をヴィオラで弾いて下さったのですが、さすがに5番は難敵。。。という感じを受けました。

そして今年は
この土曜日の夜にスタジオAでお母様の羽柴先生ヴァイオリン教室の発表会があって、そこでゲスト演奏をされます。曲は再度、バッハの無伴奏チェロの5番!!おぉーやるなぁ〜と思いました。この1年の進歩を楽しみにしてます。

そして更に月曜日の祝日にはスタジオスガマタさんでミニリサイタルをされます。
バッハの無伴奏チェロ5番
マルティヌーのヴィオラソナタ1番
ブラームスのヴィオラソナタの2番
というヴィオラの素晴らしさを最もわかっていただけるようなプログラムですね。

このコンサートはうちわ向けではあるのですが、聴きたいという方は無料だそうなのでお越しになられても良いと思います。
ただスタジオスガマタはあまり狭いので40人くらいでいっぱいです。それだけご注意を。
(もしくは私までご連絡戴いても良いですし)

すっごく楽しみにしています。
これらを終えたら、またウイーンに戻られるのですが、いつの日か本当の意味での帰国コンサートをやられると思います。その日を楽しみにしています!

昨年のうちわコンサートに出てもらった時の貴重なツーショットです。
お帰りなさい!羽柴累さん。_e0046190_1031397.jpg

イザイのソナタもまたいつか聴きたいものです。(とちょっとリクエスト。。)頑張って下さい!
by concerto-2 | 2008-10-29 10:05 | 演奏会のこと | Comments(0)