NAXOS 6月新譜入荷。
スタンダードシリーズと呼ばれるものが30点、ヒストリカルシリーズが3点。
いつもながらどさっと出ますね〜。
今回もなかなか興味深いものが多いです。
まず鉄板ものとしては
「ルロイ・アンダーソンの管弦楽作品集 2」でしょうか。
数カ月前に出た第1集も大人気でした。この2も人気が出そうです。
あと私には超嬉しいフィンジの作品集!
今回は「ディエス・ナタリス」という作品をメインに声楽もの、オケものとまとめられている1枚。どの曲を聞いてもフィンジの世界です。お勧め。
あとギター関係の方には「ロドリーゴ:ギター作品集 1」や「ヴァイス:リュートソナタ集9」あたりはお待ちになられている方もいらっしゃることでしょう。
弦楽器ではチェロで「ツェムリンスキー:チェロソナタ」というのがあります。
そんな中、わたしが特に注目してお勧めするベスト3を発表!(あくまで私の個人的ですから)
まず第3位は!
「フロロフ:ヴァイオリンとピアノのための作品集」
フロロフなんて作曲家って御存じです?私はまーーったく知りませんでしたよ。
1937年生まれでまだ御存命。
作曲家、指揮者、教師として活躍されているそうです。
すごく作品はジャズっぽい、それも夜のナイトパブかなんかでピアノをバックにしぶ〜くヴァイオリンを奏でる。。。といった感じです。これ夜にかけて一人グラスを傾ける。おっとな〜って感じのおしゃれな1枚。BGMにも最適。
そして第2位は!
「ボッテジーニ:コントラバスのための作品集 2」
すっごくたくさん出してるナクソスなのに、なぜボッテジーニの作品集が第1集のままで止まってるのか不思議でした。
や〜っと出ましたね第2集。
これはいいですよ〜、コントラバスがまるで全編チェロのように聞こえてきます。
雄弁で深い音色。まず最初のコントラバス二重奏曲で「お〜いい〜」。
その後ピアノバックでのコンチェルトがあって、その後はなんとクラリネットもいれた二重奏曲や声楽も入った曲などコントラバスの魅力満載。
最後の曲はバッハのG線上のアリア。。。ほんとチェロと聞き間違いそうな闊達な演奏です。コントラバスいいですね〜。お勧めの1枚です。
実は普通であればこれをお勧め1位にするとこです。
それなのに!第1位は
「W.ペリー:地中海遊覧記〜 マーク・トウェイン映画音楽集1980-1985 年」
なのです!
これはタイトルにもある通りのマーク・トウェインの原作を映画にしたものの作品集です。最初に出てくる連作は「ハックルベリーフィンの冒険」!!
その後も「地中海遊覧記」や「不思議な少年」などなど〜も〜賑やか!
まさに大運動会状態です!もしくはディズニーランド!
純クラシカルな意味でいえば第2位のコントラバスにはとうていかないません。
しかし底抜けに楽しい。アメリカーン!!といった楽しさ。
聞くとふと明るくなる、そんな1枚です。
その他にもヴァリエイションにとんだものがたくさんです。
壮大なおもちゃ箱のようなナクソス、ぜひいくつか聞いてみて下さい。