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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

東京交響楽団第42回新潟定期演奏会

心配された7月では史上最大といわれる台風も新潟ではそれほど影響も無く、午後には雨も上がった日曜日、りゅーとぴあで午後5時から行われた
「東京交響楽団 第42回新潟定期演奏会」
に行ってきました。

今回のプログラムは
ハイドンの交響曲第1番
シューマンのピアノ協奏曲
ベートーヴェンの交響曲第4番

ピアノソロは伊藤恵
指揮はユベール・スダーン
コンサートマスターはちょっとびっくりしましたがグレブ・ニキティンさん。

入ってくるメンバーを見ると、やった!久しぶりにクラリネットにエマニュエル・ヌヴーさん登場。
ここ数回は来られてなかったので、何かあったのかなとか思ってましたがよかった。

コンサートマスターはゲスト扱いでニキティンさん。
なんか落ちくというかしっくりきてます。戻ってくればいいのにとか思うのは勝手ですかね。

開演前のステージ。ハイドンの1番ではチェンバロが通奏低音で入るので中央にあります。
東京交響楽団第42回新潟定期演奏会_e0046190_158365.jpg

ハイドンの1番交響曲って初めて聞きました。
ハイドンが17の頃の作品らしいですが意外にちゃんとしている曲でした。
スダーンさんってモーツアルトよりハイドンの方が合ってる様な気がします。
今年、東京の方ではたしかたくさんハイドンをこの組み合わせでやってると思いましたがきっと良い演奏になってるのではないでしょうか。

シューマンのピアノ協奏曲では日本が誇るシューマンのスペシャリスト伊藤恵さん登場。
伊藤さんのピアノを聴くと「あぁシューマンってこんな感じなんだよな」と納得させられるものがありますね。
とても自信にあふれた演奏だったと思います。
それにこの曲ではバックの演奏もすごくよかったです。1楽章のヌヴーさんのクラリネットや2楽章でのチェロセクションはすごくよかった!
私は今回の定期ではこのシューマンが一番良かったのではないかと思っています。
伊藤恵さんにはぜひいつかブラームスの2番もやってほしいと思います。
CDでの演奏がとても良いのです、ブラームスの2番を弾ききれる日本では数少ない演奏者だと思います。

メインのベートーヴェンの4番はとても力の入った演奏でした。
ちょっと意外にロマンティックな演奏かなという気もしました。もっとガンガンくる演奏かなと予想していたのですが。
ダイナミックスのつけ方が独特で、押さえたピアノで入って大きくしていく。
モーツアルトの時にも多用されてましたが音楽に勢いが出ますね。
こういうやり方って演奏しているオケの人には快感ではないかな。
フルートの相澤さんよかったですね~。この4番ってフルートは一人という実に孤独で大変な曲ですが見事に存在感ある演奏されてました。

新潟ではプロオケを聞く機会が限られているので、当然のことではありますが上手いなぁ~と思います。
私がいつも見ているところからはヴァイオリンがよく見えるのですがボウイングがきれいに揃っているのを見ると気持ちいいです。
枝並千花さんもすっかり溶け込んでいます。たいしたものです。

東京交響楽団さんの次の新潟定期ではブルックナーの7番がメイン。それとゲルネがマーラーを歌います。
これは声楽ファンならずとも期待は高まります!ゲルネの声っていい~声してますよね。

今日、月曜日は祝日ということもあってりゅーとぴあさんでまた演奏会があります。
初心者向けの楽しい名曲コンサートではありますがメンバーが驚くような実力者揃い!
おそらく当日券も出るはずです。席はまだあります!
楽しいコンサートになるはずです、どうぞりゅーとぴあにいらして下さい!
by concerto-2 | 2007-07-16 02:35 | 演奏会のこと | Comments(0)