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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

今年最後に書くこと。あ、それとw

今日が当店の今年最後の営業日です。
明日の大晦日と元旦の二日間はすいません、お休みさせていただきます。

年明けは2日から営業します。
そしてこれまたすいませんが3日は午後の1時半くらいから3時半くらいまで出かけております。
4日からは通常になります。

早いものですね。波乱万丈だった今年1年ももうすぐ終わり。
皆様ありがとうございました。

前にリングアンサンブルの整理券が無くなった、と書きましたが本日補充していただきました。

今朝の県民の新聞さんにはメディアシップでの年明けイベントが告知されていましたね。
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4日の柳本幸子さん、経麻朗さん、響一郎さんのコンサートが満員になりますように。

えーでは、最後に書くものは、、、、ありがちではありますが
簡単に今年のベストものを。

コンサートについてですが
今年から1人体制になったので、午後の部のものがなかなか行けなくなりました。
なので聴きに行った数が今までの半分以下になっています。
ということで、あんまり参考にもならないかもしれませんので。というかそもそも素人感想だし偏りもあるし
ふ~んと聞き流してくださいねw
それと順位をとりあえずつけてますけど、今の気持ちによるものなので日が変われば変動するくらいのものです。あまりお気になさらずにお願いします。

まず有名どころのものでは
パクキュヒさんのリサイタル、飯森さんの幻想交響曲などはよかったですね~。
そんな中「有名どころ部門」第1位は 4月に来たジンマン&チューリッヒトーンハレのブラームス4番。
これはほんとよかったです。
ジンマンというと、あの個性的なベートーヴェンのCDが頭にあって苦手な部類だったのですが、最近のマーラーやブラームスはロマン派のうねりみたいなものも感じられて、とってもいいです。
実演でのブラームスには本当に感動しました。

そして、私の本分でもある
「地元部門」

第6位から 7月27日に行われた県コン本選会での ピアノ部門小学5,6年の部での 土屋光さんの弾かれたモーツァルトの10番ソナタです。

もちろん大賞を獲得した山崎さんも素晴らしかったですが、この土屋さんのモーツァルトも素晴らしかったです。なんかモーツァルトが弾いているのではないか?と思うような輝くモーツァルトでした。

第5位は 11月28日のにいがた音楽協会記念コンサートでのピアノ石井朋子さん。

ソロでよりベルガルモや伴奏などで聴く事が多くなっていた石井さんですが、この日はスクリャービンの黒ミサに始まり、ラフマニノフへ続けるというロシアンピアニズムの本流を聴かせてもらいました。
ちょっと記念コンサートのトップにはどうかと思ったプログラムでしたがw
これぞ!石井さんの真骨頂という演奏でした。

第4位は 6月15日に当店インストアライブでのピアノ小黒亜紀さん。

革命とかハンガリー2番とかいつものすごいピアノ演奏もありましたが、やはりこの日のハイライトは
新潟アナウンススクール小柳先生のご指導による、小黒さんの作曲&朗読&演奏による「最後だとわかっていたなら」。も~なんかもう会場全体がすすり泣いていましたね。私はリハーサルも入れて5,6回小黒さんの「最後だと~」を聴きましたが、何度聴いてもじ~んと来て、やはり堪え切れませんでしたね。
ある方は「人生で2番目の感動だぁ~」(だったかなw)と目をはらされていらっしゃいました。
あの感動が3月のリサイタルで、広いだいしホールの中にも伝わることを願っています。

第3位は 7月26日のだいしホール。トリオ・ベルガルモ。

結成10周年イヤーだった今年のトリオ・ベルガルモ、この記念コンサートに向けては当店でもインストアライブをやってもらったし、またジャズフラッシュでのライブもクラシックのライブではないような熱いライブを展開してくれたベルガルモ。しかしこのだいしでのコンサートを見たら、すべてはこの日のためにあった!ということが感じられる演奏だったと思います。日ごろはクールと称されるベルガルモですが、この日は火の玉のような熱演でした。こんな奇跡のようなユニットはこれからも継続していってほしいですね。

第2位は 5月10日の燕喜館、笠原さんと大作さんのみんなのうたで巡る四季総集編。

これはあんまりお客様も残念ながら少なかったのですが
すごいコンサートだったと私は思いましたよ。
NHKのみんなのうたの歴史の中から20曲くらいを二人で演奏されたのですが、まず演奏するための笠原さんのチェンバロ編曲がすごい!全曲ご自身で編曲されたそうですが、そのアレンジが素晴らしいのですよ。
個人的には長い「さとうきび畑」のアレンジは胸に響きましたね。あと大好きな「月のワルツ」が聴けたのも嬉しかった。
そして、(まるちん)大作綾さんの歌がいい! もちろん本業の歌い手ではないので朗々と響かせて~というクラシックのソプラノのような感じはありません。でも彼女はなんといっても舞台女優。それだからこその歌詞の言葉がものすごく立つんですよね。それが素晴らしかった!まるちんかっこよかった!

そして
第1位は 9月14日のりゅーとぴあコンサートホール、新潟ジュニアオーケストラ教室コンサートです。

これは今年聴いた演奏と考えるにあたりなんです。演奏会ではなく部分的であってもその部分の演奏が本当に心に響いた!ということで選びました。
なので、この公演でのメインであったドボルザークの8番。
そこでの4楽章の頭のトランペットソロを吹いた主席佐藤君の演奏を今年のベスト1にします。
これあの公演を聴かなかった方には
「あぁまぁどうせ知り合いなんだろうから、お手盛りの結果なんだろう」と思われるかもしれません。
ですが、違います。
私はあんなに素晴らしいトランペットソロを、りゅーとぴあで聴いたことがありません。
もちろん東響さんを入れてもです。
まさにあの冒頭のトランペットソロは今年一番の音であったことに私は確信を持っています。
本当に素晴らしい音色だったんですよ。目が覚めるというか心が洗われるというか。
佐藤君はあのソロにジュニアオケに入ってからの8年半の全てを賭けたと言ってました。
18歳の人間の8年半の想いですからね。それが立派に発揮されましたね。
とにかくあのソロを聴けたのは幸せでした。そしてトランペットに導かれた4楽章自体オケとしてもよかったです。
佐藤君、受験も頑張って!!
(大丈夫だと思っているけどねw)

ということでした。でもきっと後でいろいろと考えると
あの演奏もあったな!
とか思うんですけどね。全て今思いついたことです。

そしてみんな頑張っている中
今年本当に頑張っているし、またその頑張りがどんどんプラスになっている。
と一番思っているのは

ソプラノの柳本幸子さん。

常に柳本さんあるところ、満員のお客様が支えてくれています。
ここまでになるのも苦労や努力があったかと思いますが、いろんなものが実を結んできていますね。
素晴らしいです。

あと今年一番だと思っているCDは最近はまっている「枕草子」

ついでに言えば今年最高のテレビ番組は「アオイホノオ」だと思います。

本は。。。うーん、今年はある作家にはまりまくったのですが恥ずかしくて書けませんw

今年一年いろんなことがありました。
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よかったことも、そうでなかったことも全部ひっくるめて、自分にはプラスになるんだと思いたいですね。

年越しの夜、大晦日の夜11時からはぜひFMPORTさんの特番
「GOODBYE2014 HELLO 2015」
をお聴きください! 

では今年も静かな気持ちで筆を置きたいと思います。。。ありがとうございました。。。。


って、終われないんだった!!

これを載せないと。

今日また盤鬼、平林さんよりメルマガが届きましたので載せます。

ちょっと熱い内容になっていますよ。
たしかに平林さんは法を犯しているわけではないし、復刻レーベルが業界に活気を与えることってあると私も思います。
ま、それだけ平林さんとグランドスラムレーベルに力があるとメジャーが認めたということでしょう。

では今年最後は盤鬼様のコラムで!

また来年もよろしくお願いいたします。





盤鬼のつぶやき第55回
2014年12月30日

貧すれば鈍する

 著作隣接権が切れた音源を、LPやテープから復刻しているマイナー・レーベルがい
くつかあるのはご存知だと思う。私はそのレーベルのひとつであるGRAND SLAMを2000
年から継続しているのだが、今年(2014年)半ば頃からだろうか、「レコード芸術」
はこうしたレーベルの扱いを中止してしまった。その理由は大手のメーカーが「レ
コード芸術」に対し、「このようなマイナー・レーベルを扱えば、広告を取り下げ
る」と通告したからである。雑誌の主たる収入は広告である。ことに最近は多くの雑
誌が広告収入の減少によって休刊、廃刊に追い込まれているご時世である。こうした
レーベルの扱いを中止したのは、「レコード芸術」にとっても、いわば苦渋の選択
だっただろう。
 大手とは具体的に明らかにされていないが、DG、デッカ、EMI、RCAなどの原盤を保
有している会社であることは明白だ。しかしながら、今回の措置は負の現象しか生み
出さない、まさに誰もが喜ばないものなのだ。
 まず、こうしたマイナー・レーベルが雑誌で取り扱われないとなると、単純に言え
ば雑誌の情報量が減ることになる。お店にたとえれば在庫数の縮小ということにな
り、こうなると読者離れがますます加速するであろう。また、こうしたマイナー・
レーベルのCDは現行法では全く問題がないのにもかかわらず、大手は主にネット上で
大量に売られている違法CDR盤にはなぜか無関心である。違法盤に知らぬ顔をしてお
きながら、適法なCDを排斥しようとするやり方は非難されてしかるべきではないか。
 CDが思うように売れないのは誰もが言っていることだ。けれども、自分のやってい
ることを振り返りもせず、単に不況や他レーベルのせいにする大手の態度には、正直
あきれてしまうし、あわれにも思う。たとえば、ユニバーサルミュージックからここ
20年くらいに発売されたCDにはとんでもなくひどいものが多い。録音データの間違い
などは朝飯前で、オーケストラの表記は全然違うし、解説書の作りも雑だ。音は言う
までもなかろう。ある時この会社から発売された廉価盤シリーズは、そのあまりの音
のひどさに某販売店の担当者が嘆いていたほどだ。
 そもそも、こうしたマイナー・レーベルの作る物など、高水準のものが出来るわけ
がない。つまり、2トラック、38センチのオープンリール・テープといったところ
で、オリジナル・マスターのコピーのコピーのコピー、さらにもう一度コピーといっ
た程度のものだ。LP復刻もプチパチ・ノイズは避けられないし、内周の歪みはLPの宿
命でもある。一方の大手メーカーは当たり前だが、オリジナルのマスターを保有して
いる。マスタリングに使用する機械だって、私らが使っているものとは比べものにな
らない、プロ用のものである。だから、大手が普通に作っていれば、こうしたマイ
ナーのCDなど、吹けば飛ぶような存在であるはずだ。
 この一件について、あるファンがこう返信してくれた。「LP復刻などが受け入れら
れている現状を、大手は冷静に分析すべきではないでしょうか」。まさにこれであ
る。大手は自分たちが発売している商品にどんな問題があって、どう改善すれば良い
か、あるいはどうすればもっと多くのファンに受け入れられるか、そうしたことを全
く考えもせず、暴力によって競争相手を排除しているのである。
 大手のメーカーの担当者は「レコード芸術」からマイナー・レーベルを閉め出した
ことによって、これらのレーベルに打撃を与えたと思っているだろう。しかし、少な
くとも私はそうは思っていない。私はむしろ逆宣伝になって「しめた」と感じてい
る。雲の上の存在だと思っていた大手の方から、こちらの次元にまで降りてきてけん
かを売ってくれた、つまり対等と見なしてくれたわけである。そのゲームも、対戦相
手の宿舎の空調を切り、食事には下剤を入れ、道具には細工をし、自分たちが勝てる
ように仕組んだものなのだ。こんなことしても、多くのファンの支持を得られないの
は明白だと思うのだが、大手は全くそれをわかっていない。貧すれば鈍する、本当に
かわいそうだ。
 あと、キザなことを言うようだが、大手はずいぶんと私のことをなめてくれたな、
ということ。私もこの業界で30年近く生きてきた。表も裏も、色々なことを知った。
こんな理不尽な仕打ちをしてくれるなら、こちらも大手がこれまでどれほどひどいこ
とをやってのけたか、ここらでしたためてみようと思う。それも、こうしたメール・
マガジンとかではなく、単行本のように“残る”媒体に。
 さて、話題は変わるが、2015年にはフルトヴェングラーの、ちょっと珍しいシリー
ズのCDを出すことになった。枚数は5~7点ほど。残念ながら未発表はないが、でも
内々にその内容を知らせると「それは面白い」と皆が言ってくれた。ただし、このCD
の情報だが、以上のような理由で「レコード芸術」では読めません。(平林 直哉)


年末年始もいい日々でありますように。
あたたかくしていきましょう。
Commented at 2015-01-02 00:47
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by concerto-2 at 2015-01-02 12:31
シークレット様ありがとうございます。。。ってブログされてたんですね!!知りませんでしたよー!
それと「枕草子」に関してですが、ほんと素晴らしいですね。
私もこのアルバムには「出会えた~」って感じがしています。
それとやはり店内でかけてたのを聴いて、お求めになったお客様が「ぜひ奈良の友人にもプレゼントしたい」とお電話ありました。
奈良と枕草子というつながりもあってのことだと思うのですが、素敵なことだとちょっと感動しました。
いいアルバムに巡りあえて幸せな気持ちです。

また1年よろしくお願いします。
ご家族の皆様にもよろしくお伝えくださいませ。
ありがとうございました。
by concerto-2 | 2014-12-30 17:09 | 街ネタ | Comments(2)