新潟交響楽団さんのマーラー9番。なんと感動的な。
あまちゃんが終わった事による喪失感。。。
こういう言葉を加えたいです。
「マエストロ松沼ロス」
あぁ新潟交響楽団に俄然興味を引かせてくれて、その都度興奮させてくれて
毎回熱いものを指揮台から客席にも投げかけてくれた指揮者、松沼俊彦さんが常任として最後の演奏会が終わってしまいました。。あぁ〜でっかい喪失感を感じています。まさにロス!
でも、「あまちゃん」には「ごちそうさん」があるように(毎日録画してます)
きっと新潟交響楽団さんにも新たな地平線が現れて来る事でしょう。。
ってでっかい話にしてしまいましたが
それほどまでに昨日の公演には感動しました。
素晴らしい!
という前振りで。
昨日は多々行きたい公演がある中、やはりこちらに行って来ました。
りゅーとぴあコンサートホールで行なわれた、新潟交響楽団さんの第93回定期演奏会。
指揮は松沼俊彦さん。
プログラムは
モーツァルトの歌劇「コジファントゥッテ」序曲
マーラーの交響曲第9番
アンコールは当然ありません。休憩時間もありません。ノンストップおよそ100分!
モーツァルトはまず露払いとしてキビキビしたいい演奏でした。
なんといってもマーラーの9番!!
8年前に東京交響楽団さんがやられた時も聴きました。あれが新潟初演だったらしいですね。
次に聴くのがアマオケである新潟交響楽団になると誰が想像した事でしょう。
そしてやはりこういう声も聞きました。
「潟響にマーラ−9なんてできないよ」とかいう声も。
ぜひそういう方にも聴いて欲しかったです。
素晴らしい演奏でした。
あっという間の90分! 前進耳にして張りつめまくった90分でした。
まずなんといっても曲がいい!
マーラーの中では他を圧倒して名作だと思います。
個人的な話をすると私の好きな交響曲の楽章ベスト3では第3位です!(ってしょうもないランキングですけれどw)
ちなみに第2位はベートーヴェン9の第1楽章、第1位はブルックナーの9番の第1楽章なんですけどね。
演奏は難しいと思います。ほとんどの楽器に目立つソロがある。
特に管楽器の皆さんはたいへんでしょう。
そんな中でも
ホルン!!
ソロなんかすごく難しいと思うのに、次から次へとぴたりと決めていらっしゃいました。
私がすわった席からはどなたが吹いているのか分からなかったのですが、先ほど山際団長にお会いした際に伺ったら、飯田さんとのこと。
素晴らしい演奏でしたね。飯田さんの揃って今まであんまり聴いた事が無かったので、てっきりTさんだと思っていましたが飯田さんと分かって嬉しいです。
いつもとってもチャーミングな飯田先生、私も大好きなプレイヤーさんです。拍手!!
最後の4楽章への入りの所の弦楽器の響きがなんともいえず最高でした。
そして最後に向かって段々と音が消えゆき。。。実はここからは聴衆としては一番緊張が高まるところなんです。
このマーラ−9は音が最後の最後、聴こえるか聴こえないかくらいの弱音までいって
そして指揮者が息を抜き、そこで終わる。
そういう曲なんです。
なのでいつも問題になるのは早い拍手。
別に聴衆に義務を課すのはおかしい。かもなのですが、この曲はぜひフライングをしてほしくない曲。
東京交響楽団の時は悲しいかな拍手が終わる前におきてしまいました。
しかし
この公演では。
みごとな静寂が保たれました。
東京交響楽団で最近「悲愴」が演奏されたときも静寂が保たれていました。
新潟の聴衆も棄てたものではありませんよ!
曲に対しての理解や参加意識が高まって来た事だと思います。
鳴り止まぬ拍手の中、何度も挨拶に出て来られた松沼さん。
ほんとうに感謝です。
あなたが来てくれてから本当におもしろかった!
素晴らしい指揮者です。
またいつか客演で来てくれる日を待ち望んでいます。
いい公演でした。
新潟交響楽団さん次はすぐにこちらがあります。
恒例の第九公演です。
いつもチケットはすぐに完売になるのでお早めに。
そして次回定期は
2014年6月29日(日曜日) 新潟県民会館 14時開演
指揮は久々に復活、汐澤安彦さん。
プログラムは
グリンカ ルスランとリュドミラ序曲
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク 交響曲第8番です。
メンコンのソリストは民谷香子さん。汐澤先生のお孫さんとの事。
東京音大から東京藝大へ行かれ活躍されている、まだ若いヴァイオリニストさんですね。
ちなみに今年リサイタルをされてて、チラシがこちらでした。
マーラ−9からメンコン&ドボ8へということで、ちょっと戸惑いますが
有名曲なだけにやる側も気が抜けないでしょうね。
楽しみにしましょう。
また新潟交響楽団さんの団員による室内楽演奏会もあります。
2014年2月2日(日曜日) だいしホール
そして新潟交響楽団さんのトップの皆さんが中心に組まれているリングアンサンブルも来年ありますね。
そこにはかって首席オーボエだった山本みちるさんもわざわざ京都から参加されるそうなので楽しみです。
これからもいい演奏をきかせてくれるであろう新潟交響楽団さん。
ぜひ聴きにいらして下さい。
ちなみに山本みちるさんはこちらにも参加されます。
12月15日に加茂で行なわれるくりみわり人形のオーケストラであるセントラルフィルに参加だそうです。
京都からこの時期たいへんだと思います。行かれた方はぜひオーボエにご注目を。
そしてこのくるみわり人形のチケット当店でも数枚ございます。いかがでしょうか。
残念ながらマーラ−9ということで行けなかった他の会場も盛況だったようです。
器さんでの根来さんの方もたしか一回目の方は完売だったと思います。
すごいメンバーだったので楽しかった事でしょう。
だいしホールの玉木彩葉さんと二宮麻里子さんのデュオリサイタルには行きたかった!!
残念。
でも、いぽぽぽぱんぱさんが行って来られ、「いぽぽぽぱんぱのブログ」に御書きになられています。
とっても良かったそうで嬉しいです。
写真なんかも。
雰囲気が伝わって来ますね。
いぽぽぽぱんぱ様ありがとうございました。
なお、新潟交響楽団さんの公演については
ishizakiさんの「いちかっこ ジョバンニのクロソイドダイアリー」
Kondo先生の「にいがた音楽雑記帳」
に私なんかよりもっと詳細に書かれているので、ぜひご覧下さい。
Kondo先生のには笑ってしまいました。私もあやうく 「そこらへん」 だったので。。。よかったw
ダンサーの中野綾子さんが次回公演のチラシを御持ちになられました。
11月19日。
サックスの山内圭さんとの共演ですね。
そして中野綾子さんにはこちらもあるんです!
東京ですが、なんと井上静香さんとの共演!!
これチラシの裏面を見るとわかるんですが、すっごいユニークな公演なんです。
ダンサー6人と演奏者8人とのコラボ。
メインが11月23日と24日昼がストラヴィンスキー「兵士の物語」、24日の夜が「ボレロ」
演奏される曲もコントラバスのソロありクラリネット中さんの即興有り、ショスタコのカルテットあり、井上さんのシャコンヌありとお楽しみ会のような満載のプログラム。
この中で中野綾子さんは兵士の物語に参加されます。
渋谷の踊心ダンスシアターです。お近くの方はぜひいかれてみて下さい。
今日はとても寒いです。きっと山間部の方では雪ではないでしょうか。
暖かくしていきましょう。
ご近所ムーランさんのモーニング。300円なり。
ボンビーな私には嬉しいです。
今週も頑張っていきましょう。
ホルンの好演も「アンケート」に書いて、しっかり褒めておきました。
弦の配置も両翼配置でコントラバスは最も後ろに。これってウィーンフィルのニューイヤーコンサートの時の配置と同じ。潟響の演奏会では当方初めて見ました(潟響も昔は両翼配置だったようですが)。マーラーの時代も両翼配置で、作曲する上でもこれを念頭に書いていたのではないでしょうか。なお、最後部に広がったコントラバスの低音が音楽全体を包み込むような絶妙の雰囲気を醸していました。
今回の演奏、潟響の近年の演奏の中でも高位に位置づけられるのではないでしょうか。
この曲、久しく聞いていなかったので前夜にCDで聞いてみました(ジュリーニ シカゴ響)。さすがに大曲で、夜ということもあり眠さのために第2楽章までしか聞けませんでしたが…
比べてみると、CDではピンとこなかったところもナマで聞くとはっきり感じられるところもあり、ナマで聞く良さというものを実感しました。
「拍手」の件ですが、曲の終わりのところが最弱音になっていくところ、良い演奏だと聴いている方にも一種の緊張感があり、指揮者が力を抜くまで拍手などできない感じがあります。今回の演奏、まさにそのようなものだったと思います。
ほんとに気合いのこもったいい演奏でしたね。
そしておっしゃるとおり、CDで聴くだけではわからないようなものも感じ取れました。新潟演奏史にも残る演奏会だったと思います。
ありがとうございます。
去る26日、日報主催のコンサートのため、りゅーとぴあ(劇場)へ行き、その帰りに、お店へ立ち寄り、「潟響」のチケットを入手しました。
が、当日、悪天候のため、楽しみにしていた「マーラーの9番」を聴きに、りゅーとぴあ(コンサートホール)へ行けませんでした。
事前勉強を重ね、万全の体制で臨んでいただけに、本当に残念でした。
今回のコンサート、佐藤さんからの情報(こちらのブログ)で知ったので、コンサート情報を掲載して頂き、本当にありがとうございました。
ぜひ次回もお楽しみにされて下さい。