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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

いよいよ本日、盤鬼さま来県!!

ついに今日の日が来ました。
思えば2年くらい前に盤鬼さんのプライベートレーベル「セレナーデ」を入れたくて、クラシック業界のカリスマ、アリアCDの松本社長に相談したら
「直接、電話したらいいんでないですか?」
と言われ、おそるおそる電話したあの日から。。

今日、初めて盤鬼こと平林直哉さんが新潟に来られる事になりました。

ここで平林直哉さんとは?と思われてる方もいらっしゃると思います。
検索していただければ、すぐいろいろとでてきますからわかることですが、ちょっとだけ御説明を。

平林さんは1958年、鳥取のご出身です。
CDジャーナルなどの音楽誌の記者をやられたあと、独立、そしてクラシック専門誌「クラシックプレス」を発行、編集長となられます。
今でもその情報の豊富さで伝説となっているクラシックプレスは3年くらいで終わりましたが、今読んでもすごい音楽誌です。
その後は評論活動を始められ、著作も数多く「クラシック100バカ」「クラシック中毒」「盤鬼、クラシック100盤勝負」「クラシック名曲初演&初録音辞典」「クラシック名盤名演奏100」などがあり、また共著としての著書も数多くあります。
評論者としてはクラシックスナイパーなどで書かれてる若手過激系の評論チームからレコード芸術系の正当系のチームまだ、双方またがって人気がある方です。(これは実はすごいことなんです)
そしていつしかついた盤鬼という称号。
そして評論活動だけではなく、ご自身のレーベルをつくり、過去の名演奏を丁寧にマスタリングしてリリースされています。その音作りにも最高との定評があります。
それにとても丁寧なつくりなんですよね。
全国発売向けのレーベル「グランドスラム」とプライベートレーベル「セレナーデ」をやられています。
ちなみにこの「セレナーデ」は日本全国でも店頭で買えるというのは、たしか4店舗くらいなんですよ。
当店はその1軒にさせていただいています。

そして過去の演奏を掘り起こす達人でありながら、いつも若手の演奏にも耳を傾け、先入観にとらわれない評価を書かれたりされています。
ご自身もヴァイオリンを弾かれて、現在東京の某アマオケで活躍中。

だされている本では「クラシック100バカ」が私はお勧めです。ちょっと過激なタイトルですけど、中身はお人柄が現れるユーモアたっぷり、そして過激な所もあります。が、やはり平林さんのつくったものは本であれCDであれ、品というか格みたいなものを感じます。
この100バカはクラシック本としては珍しく増刷がきまったそうですので、ぜひ書店とかで御見かけの際は買ってみて下さい。
私もおととい久々に読み返しましたが大笑いする所が何カ所もありました。
クラシックオンリーの方でなくとも「うんうん。。」とうなずけるとこ多いですよ。
今や日本最高の音楽評論家のお一人と言っても過言ではありません。

そんな盤鬼、平林直哉さんですが
今日から日曜日まで新潟にいらっしゃるのです。
当店には今日の夕方ちょっとこられますけど、確実にお会い出来るのは土曜日!!!
ぜひ土曜日お越し下さい。
平林さんもCDとか本とか持って来られます。その中には「えっ!それまだあったんですか?」と私も驚いたような貴重なCDも持って来られます。ぜひお越し下さい!(できれば買って下さい!)

ただ土曜日は東京交響楽団さんの公演にいかれるので4時半くらいからはりゅーとぴあに行かれます。
そして公演が終わったら、また当店に戻って来られます。
だって公演は1時間半くらいでしょうから、終わっても7時前ですしね。

そうだ!いかがでしょう。
そこでその日の東京交響楽団さんの公演の感想を聞きませんか!!
ぜひ公演が終わった後、よろしければまた当店におこしください。
聴くばかりでなく、語り合われても良いですしね。
生で平林さんの感想を聞いてみたいと思いませんか?
ぜひ公演後もよろしければお越し下さい。

平林さんのグランドスラムレーベルからいくつかご紹介。
今回の東京交響楽団さんの演奏曲、ブルックナ−9番。これもでてます。
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カイルベルトの指揮したものです。最初聞いた時あまりに渋く感じて地味かな〜と思いましたが、聞き込むほどに名演と感じました。

あとグランドスラムレーベルで私が実はとても好きなのはこれなんです。(あまり人気のない1枚なのですが)
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ペーター・マーク指揮のメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」。
これって普通の盤なら廉価盤でもでているのですが、平林さんのは音がとてもユニークでボワンボワンした低域がとても曲想にあってるんです。ちょっと元気つけたいな!という時にいつも聞いてる1枚です。

そして、私が平林さんに大感謝なのはこちら
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ソレンコワ・リサイタルです。
昨年の今頃でしょうか、平林さんから「なにか出して欲しいのある?」と聴かれて
候補を二つ挙げさせていただいたのです。その一つがこのソレンコワ。
廃盤になってたんですよね〜。この大名盤はぜひ多くの人にまた聞いていただきたかったんです。
そして出していただきました。それまで出回っていたものを曲順を正しくして、音もマスタリングして、そして追加の曲も入れてもらって。
もう最高の1枚に仕上げてもらって昨年暮れに発売になりました。
当店でも40枚近く御買い求め頂きました。
そしてレコード芸術の読者コーナ−などでも「よくぞ出してくれました」とオールドファンの方から投稿がのったりしました。
嬉しかったですね。
ほんとうに私の一生の記憶に残る1枚です。

まだまだグランドスラムレーベルは紹介したい名盤が数多くあります。ほとんどは既にもう本家レーベルで出ています。しかしグランドスラムレーベルのは決して重複した〜と後悔しませんよ。
まったく別の1枚として御聴き頂けるものです。

そして今回、セレナーデレーベルのものも持って来てもらえる事になっています。
この中で私がお勧めなのはこちら
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シュライバー指揮のベートーヴェン「英雄」交響曲。
今ではこのセレナーデレーベルでしか手に入らないと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、このシュライバーという指揮者は存在しません。
今でも謎なんです。フルトヴェングラーでは?と言われた時期もありましたし、カイルベルトでは?と言われた事もありますが、いずれも決定的な事は確認出来ていません。
演奏がまた良いんです。熱い演奏で。
ですので今でも伝説の贋作、シュライバーの「英雄」としてその名を残している名盤です。
これは、持って来てくださーい。とお願いしてあるので、土曜日には販売出来ると思います。

ぜひ平林直哉さんには新潟のいい印象を持ってもらいたいですね。
この数日間は私はつきっきりになるので、どっかで私を見かけて、となりにおっちゃんがいっらしゃったら、あっつあれが盤鬼さんだなー!と思って下さいね。

といういことで当店の営業時間なんですが
今日はすいません6時半くらいまでとさせてもらいます。
明日は開店が11時くらいになると思います。
それだけちょっと。。すいません。

私は個人的に、りゅーとぴあの印象をぜひ聞いてみたいですね。
インフォにも御連れしないと。

今日はたぶん深夜まで一緒なので、今日の夜か明日、盤鬼滞在初日レポートをかけると思います。

おとといの新潟日報夕刊に元水泳選手、中村真衣さんの懐かしの味みたいなコラムがありましたね。
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青島食堂を取り上げられてました。中村さんは長岡ですからね。
当店の近くの青島食堂も人気のお店です。葉加瀬太郎さんは新潟に凝ると必ず来られますし、東響のみなさんもよく来られます。コンミスの大谷さんにも紹介したら、美味しかったわよ!とおっしゃられてました。
盤鬼さんにも食してもらおうと思っています。

午後になったら新潟駅にお迎えにいかなくては。
今日は夜から一緒に県民会館に行って来ます。
by concerto-2 | 2010-07-08 11:17 | いらっしゃいませ! | Comments(0)