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コンチェルト2号感動の毎日 concerto2.exblog.jp

新潟市西堀前通1のギャラリー蔵織さんの中に移転しました。


by concerto-2

青春よ再び!!

し、し、知らなんだ!
というより気付かなかった。。。

リンクにもあります、「今日のさかい」様のブログを読んでたら
この方の生誕100周年だったんですね今年!!

太宰治!!

あぁなんということ。私が気付かなかったなんて。。。

太宰治。その名前を心に思えば、今でも甘酸っぱい想い出が胸の中に。
も〜中学2年生の時に、ふと手にとった新潮文庫の白と黒の無気味なカバーの文庫本。
なんかくらそ〜なタイトル。カバーのあらすじを読んだら、これまた底なしに暗いみたい。
恐いもの見たさもあって買ってみました。
そして家に帰って読んだら。。。なんというんでしょう、感動?いや共感?
それこそ「がぁぁぁぁーん」でした。
それまで読んでたのと全然違う受け取り方になりました。
なんか太宰治の本って、作者の考えを聞く!というのでなくて
こ〜なんか隣に太宰治がいて、「あのね、佐藤君、君にだけ話すんだけどさ。なんとかこんとかでね。それでなんとかこんとかでさ、、、etc」
みたいな「君にだけ」みたいなところがあるんですよね。
も〜「僕という人間を知りたければ太宰治を読んでくれ」といった評論家さんがいらっしゃいましたが、まさに同感。
きっと太宰治フリークはみんなそう思ってると思います。

でも、そんなにはまった太宰治ですが、私が社会人になって、大人になっていくにつれて、なんか縁遠くなっていきました。
30過ぎてからもう一回読み直そうとしたことがありました。
でも、なんか、、、、、稚拙に感じたりするところがあったりして、そして共感もあまり昔ほど覚えず、断念しました。
今にして思いますが「青春時代に太宰治に出会えてよかった。ほんとよかった」
と思います。

その太宰治が生誕100周年とのこと。
地元の津軽の方では盛り上がってるそうですが、あまり新潟にまでは届いてませんね。
それも太宰治らしくていいんだと思います。

今では私も太宰治の生きた年月(39歳)をはるかに過ぎてしまいました。
人間いくつになっても迷うもんだと思っています。
またいつか太宰作品の読み直しにチャレンジしてみたいと思っています。

最近、いくつか読み直しているんです。
今日の休みは芥川龍之介の「河童」を読みました。
読み終えて、次は森鴎外の「山椒大夫」「高瀬舟」を用意してます。
いずれも学生の頃に読んだものではありますが、なんか違う感じがして楽しいです。
ちょっとだけ30数年タイムスリップした気分です。

大人ってなんだろうな。って時折思います。
20代の頃思い描いた40代の自分と現実の自分。かな〜り違うかな〜。
楽しいことはまだこれから!!と思っています。

週末、県民会館にいったら入り口にこういうものが
青春よ再び!!_e0046190_23493960.jpg

あまり大きなことになりませんように。。。
と「感染列島」に出演した私としては思ったのであります!!
あれは予知映画だったのでは!
できればちゃんと写りたかったよぉぉ〜
でもブッキー君と話できたからね。
壇れいさんとも会えたし。
も〜〜〜、一生自慢してやるぅぅ(な、情けない。。。)
by concerto-2 | 2009-05-18 23:53 | 書籍・コミックのこと | Comments(0)